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詩集ー未公開のアセンションたちー

66.月想ひ(詩)

思い出はいつも 月明かりの下に晒されて 悲しい感情ばかりだけど それが逆に美しく映る もう隠せない 偽れない 「愛してる」なんて惨酷な言葉でしょう この世に何度降り注いでは 何度涙をさらって逝ったのでしょう 月想ひ ひとつ 秋風と...
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65.君 死にたもうことなかれ(詩)

死んで済む問題なんてない 生きたくても散った多くの命も 自ら終わらせた愚かさも 命の侮辱を誘っているのに いつの間にか風化させた期間に 私は何をしていた? 生きたくて生まれたわけじゃないけど まだ死ぬ準備もできていない この世界中...
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64.鬼を愛する人(詩)

夏の有力者が僕に教えてくれた 「そんなに都合が悪ければ 全て鬼のせいにすれば良い」 そんな偏見を逆手に取って 僕も彼をソレと呼んだ どんよりした曇り空の下で 生暖かい風に吹かれて 過去を愛する人は上目の優しさ好き 僕の過去さえ食...
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63.記憶の価値(詩)

いつから僕は僕になったんだろう いつから君のことを好きになったんだろう・・・ いつから地球が出来て いつから人間が出来て 傷付け合って 愛し合って 何万年も助け合って 支え合って めぐり合った 奇跡に感謝します ”I LOVE ...
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62.愛国心不足にて…(詩)

第三者の目線でね この国を眺めてみちゃった どうやらこの国にはね たくさんの神様が居るみたい なのに私は一度もね その姿を拝んだ事が無いの そんなことを思っていたら 私もただの日本人だって気付いた! 昔々のお話 この国も残酷なことを...
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61.愛の風(詩)

「愛はきっと照れ屋だから 風のように見えない所で そっと支えてくれているのよ」 そう教えてくれたあなたの風が 私の中にも吹いてきた事を 心で感じていた あの頃 時には悲しい風 時には儚い風 いつの間にか寄り添ってた愛は 徐々...
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60.リトルマーメイドの交差点(詩)

待ち合わせはいつも あの交差点と決めていた 真夏の一時と決めてた人は まるで太陽を味方にしてるみたい 寂しさに負けた俺の心と身体を 受け入れてくれた美しい貴女の欠片に 許される時間だけ身を委ねていた 熱帯夜と全て隠してくれる闇...
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59.モラトリアム(詩)

今は何のために働いているんだろう お金や名誉のためなんかじゃない 綺麗な人たちがTVで笑顔見せても それが仕事なんだと思うと悲しいね 過ぎる時間と引き換えに何を得ているのだろう 目に見えるものを欲しがるのが若さなら 周りの人々は...
詩集ー未公開のアセンションたちー

58.モダン・タイムス(詩)

欲しいのは誰かの希望 大量の欲を見て舞い上がって行く そんな毎日が当たり前のニュース 人は人を愛し殺し合うから 夜な夜な集まって雑談している 機械たちは密かに嘲笑い 言葉は役に立たなかった こんな時代に誰が仕向けた それを勝...
詩集ー未公開のアセンションたちー

57.hole  in  black  bird(詩)

 ブラックバードが夢を見ました、とても素敵な どんな夢だった? と尋ねたら笑いながら 赤い雨に打たれ続ける夢だったそうです その雨はとても心地の良い、温かな液体で 心まで洗い流されたみたいで、すっかり赤く染まりました  それのどこ...
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