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69.現在進行形(詩)

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いつでも何か物足りないくらいが
丁度良い気がした昼下がり

カラ元気を続けてみたって充実なんて
何一つ生まれないんだな・・・

あれも誰かの真似事、これもどこかで見た
自分らしさを探している途中に

 やっと春の匂いを感じられた風は
無責任に期待させて何かを
始めようとするけど
結局いつもの何も始まらない日々

「ごめんね」なんて言わないでよ
僕の今が僕を作って
その先に次の僕が待ってるから
自分の現在進行形はまだ終わりを告げない

「優雅な生活」なんてただの言葉で
みんな何かに満たされないから生きてるんだ

曜日が分からない生活で雨ばかりの日々で
上手く行かない事ばかりが弱気に晒されても

少し剥げたくらいが上手い言い訳できそうだけど
それではあまりにもカッコ悪いから

自分に対して正直に生きよう 自分に笑われないように

 きっと春の優しさを感じられたのは
少し自分らしさを見つけたから
まだ自分を好きにはなれないけど
少しだけなら許せそうだ

 「ありがとう」と言われるような
僕をこれから作って行こうと思えた桜
自分の現在進行形はまだ知らないままでいいや

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