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0-9ショートストーリー

覚醒のメロディー(ショートストーリー)

小さじ1杯の殺意と大さじ3杯の後悔を混ぜたような、 そんな覚醒のメロディーが終末の世界に降り注ぐ… 神が死んで、もう何十年と経ったのに 未だに真実を受け入れない他力本願な自称哲学者たちが 世界を密かに徐々に蝕...
詩集ー未公開のアセンションたちー

188.常識の果実

幸福でも不幸でも無い事が 一番の不幸だと思っていた そんな贅沢病に患った僕が 本当の罪人なのかもしれない そんな常識の果実をかじった その瞬間に世界が解けた 全て細い線に崩れて 私の正体はただの粒子となった そんなお...
詩集ー未公開のアセンションたちー

187.孤独が好き

後悔した思い出が多いと 後になって胃もたれするかな だけど 一人の夜に妄想が捗り 孤独が優しく寄り添ってくれる そういった意味では 後悔も悪くないのかもね ほら、好きな人に 告白が出来なたった方が 何年経っても想っている...
詩集ー未公開のアセンションたちー

186.あの夏に告ぐ。

あの夏はもう二度と戻らない どんなに悔やんでも どんなに強がっても この夏も もう二度と戻らない 当たり前なのに 過去に囚われて 同じ過ちの繰り返しだ 頭で分かっているのに あと一歩が踏み出せないのは何故? 夏の魔...
詩集ー未公開のアセンションたちー

185.妄想プナラリア

どうやら、 神様の賞味期限が切れたみたいだ おかげで世界はパラダイス 貴族の猿が描いたピカソみたいな絵画みたいに 森も海も空さえもぐちゃぐちゃに 混ざり合った景色が延々と広がってる どうせなら、 醜い欲望だけ濾過して綺麗に...
詩集ー未公開のアセンションたちー

184.女優症候群

色々演じ過ぎたせいで 本当の自分を見失ってませんか? 会社での自分 家族と居る自分 一人の時の自分 本当の自分なんて存在するのかな? 黄昏時に見た夢と 夢から醒めた夢が 違う事なんてよくある話さ それじゃあ このま...
詩集ー未公開のアセンションたちー

183.祝福の屍

空にありがとう 花にありがとう 海にありがとう 人にありがとう この地球に僕たちが居る理由は 自然を祝福する為なんだろうね そう悟った瞬間から 世界の色彩が輝き始めた ほら、心は既に知っていた 僕らは自然に生かされ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

182.楽園への歩み

目に沁みる程の朝陽を浴びて たくさんの後悔を抱えながら出掛けよう 足を引き摺りながらでも 手垢まみれになった夢だとしても ほら、死臭が爽やかに横切った やはり、時間には限りがあるらしい でも、それは怖い事ではないよ 終わり...
詩集ー未公開のアセンションたちー

181.ラブソングが嫌いなキミに捧げるラブソング

時計の前で時間を探すような 燈台下暗しな毎日さ まして愛なんて目に見えないもの 探すだけ時間の無駄な気がして どんなに言葉を並べても 僕の感情をキミに伝える事は無理だと 昔の哲学者が教えてくれた ましてラブソングが嫌いなキ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

180.ホテルメモリ

民主主義に有罪が下った そんな偽善から逃げるように 辿り着いた国道沿いにある 昭和が漂う懐かしいホテル 「その部屋には全ての記憶が眠っている」 そんな謎めいた看板を潜れば 人間は生きているだけで 何かしらの罪を犯し続け...
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