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詩集ー未公開のアセンションたちー

81.時の忘れ物(詩)

君の匂い あの時の空の色 今と少し似ているね ちょうどこの時間だったかな こうして書いてみると 本当に他人事みたい 選べる言葉なんて 僕には数えるほどしかなく 無力とか 強制とかじゃなくて 今が僕の全てだから あの時の心は「時...
詩集ー未公開のアセンションたちー

80.至福の時間(詩)

男らしいとか 女らしいとか 求め過ぎて 大切な人間らしさを忘れ掛けてたね 何気ない会話 何気ない食事の間に間に 不意に気付いた 自分サイズの幸せ… 至福の時間 それは今なんだ あなたのその笑顔 いつも見ているから つい受け流してし...
詩集ー未公開のアセンションたちー

79.香り(詩)

土の香り 草の香り 風の香り 月の香り 水の香り 空の香り 君の香り 命の香り 思い出探しの道徳心 はしゃぎ疲れた祭りの後に 漂う性感帯を掻き立てる香り 無意識のうちに探してしまう 過去のトラウマにまつわる香り 思い出はい...
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78.砦(詩)

崖の先端で立ち尽くした 確信犯の太陽が息の根を殺す 失ったものさえも忘れ掛ける そんな脳みそで妄想した詩 唾液はドロドロで 秒針が偶然を装って 崇高はネバネバで また誰かを殺した それを見た僕は見て見ぬふりして… 神様の仕...
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77.魂のルーツ(詩)

魂のルーツ 今どこにある なぜ探している 自分の正体 分かったらからどうなる? 何も変わらないのに いったいどこから産まれて来た この悲しい瞳、冷たい血液、眠れない闘争心 つまらない毎日の言葉一つ一つにも 今までの何かが関わっ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

76.暗黒時代より愛を込めて(詩)

死んだふりがとても下手な 私の感性が泣いてる 脳の中に潜んでる地獄の数は やっぱり108つだって あなたとの不協和音が響くあの月の形は 妖しく妬ましくも羨ましい そんな素敵な夜だった あなたの寝息に合わせて歌えば この世界も少し平和...
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75.幸探旅(詩)

幸せを探してる人がいる いったいどこにあるの?と尋ねてみる 幸せを見つけた人がいる 本当にそれは幸せなの?と尋ねてみた 明確な答えなんてないさ だって幸せの価値観なんて 人それぞれの世界でしょう 生まれつき不自由な僕でさえ ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

74.後楽園(詩)

ドラマテイストが プレッシャーの木曜日 自分に都合良い神様に 祈ってた新月の夜 アンデルセンでも 思いつかない様な夢を見た 探して見つかるモノじゃなく 気が付けばいつもそばにある物・・・  流されて辿り着く場所・・・ あの頃...
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73.午前の男(詩)

リアルに見せ付けられた魅惑の背中 忘れられない昨夜の恋が シャワーでも流せなくて・・・ 目が覚めれば午前6時12分 まだ薄く揺れ惑う昨日の月を ベランダで見上げて・・・ 朝の街は疲れた道路に変わって 幾つもの散った恋々が崩れ ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

72.午後の女(詩)

リアルを見せ付けた切ない背中と 記憶失くした昨夜の夢は 綺麗にシャワーで流して・・・ 目が覚めれば午後4時32分 今日始めて見た太陽も沈みそう 乗りの悪い肌に化粧を載せて・・・ 街のネオンが今夜も蝶に変えて 幾つもの男を跨いで...
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