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詩集ー未公開のアセンションたちー

72.午後の女(詩)

リアルを見せ付けた切ない背中と 記憶失くした昨夜の夢は 綺麗にシャワーで流して・・・ 目が覚めれば午後4時32分 今日始めて見た太陽も沈みそう 乗りの悪い肌に化粧を載せて・・・ 街のネオンが今夜も蝶に変えて 幾つもの男を跨いで...
詩集ー未公開のアセンションたちー

71.孤独なコヨーテ(詩)

今、緊急事態? 人生はいつも緊急事態さ 偏った考えが原因さ 僕だってそうさ 普段の何気ない会話の中 普段の何気ない行動の中 悪循環よりも質の悪い罠に 誰かが囚われるのをそっと待ってるけど コヨーテはそれを許さない  月に向...
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70.言葉ダスト(詩)

今日も下らない言葉がテレビから降ってきて 本当か嘘かも分からない言葉ダストに私は埋もれていく 私の存在はこの世でどれくらい貴重なの? だれも答えない。それが答えなのでしょう。 その場凌ぎで無理に笑顔を零してみても ただ虚しいだけね...
詩集ー未公開のアセンションたちー

69.現在進行形(詩)

いつでも何か物足りないくらいが 丁度良い気がした昼下がり カラ元気を続けてみたって充実なんて 何一つ生まれないんだな・・・ あれも誰かの真似事、これもどこかで見た 自分らしさを探している途中に  やっと春の匂いを感じられた風は ...
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68.現在過去形(詩)

見掛け倒しの現実に騙されそう・・・ 都会の風・・・ 絶望の雫・・・ 現在何を考えている・・・ それすら分からないくらい・・・ 罵声の雨の中の行き止まり・・・ 暗くて何も見えない 中途半端な優しさに触れた時くらい恐がっている・・...
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67.嫌いな人(詩)

疑うことの方が多くなったのは 世の中のせいだけじゃない 年を重ねる毎に経験値も増し それが純粋を壊してるのかな 「いい人の方が早く死ぬ」なんて迷信 早く死んだからいいように言われるんだよ そんなふうにしか思えなかったんだ 考えてみ...
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66.月想ひ(詩)

思い出はいつも 月明かりの下に晒されて 悲しい感情ばかりだけど それが逆に美しく映る もう隠せない 偽れない 「愛してる」なんて惨酷な言葉でしょう この世に何度降り注いでは 何度涙をさらって逝ったのでしょう 月想ひ ひとつ 秋風と...
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65.君 死にたもうことなかれ(詩)

死んで済む問題なんてない 生きたくても散った多くの命も 自ら終わらせた愚かさも 命の侮辱を誘っているのに いつの間にか風化させた期間に 私は何をしていた? 生きたくて生まれたわけじゃないけど まだ死ぬ準備もできていない この世界中...
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64.鬼を愛する人(詩)

夏の有力者が僕に教えてくれた 「そんなに都合が悪ければ 全て鬼のせいにすれば良い」 そんな偏見を逆手に取って 僕も彼をソレと呼んだ どんよりした曇り空の下で 生暖かい風に吹かれて 過去を愛する人は上目の優しさ好き 僕の過去さえ食...
詩集ー未公開のアセンションたちー

63.記憶の価値(詩)

いつから僕は僕になったんだろう いつから君のことを好きになったんだろう・・・ いつから地球が出来て いつから人間が出来て 傷付け合って 愛し合って 何万年も助け合って 支え合って めぐり合った 奇跡に感謝します ”I LOVE ...
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