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72.午後の女(詩)

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リアルを見せ付けた切ない背中と
記憶失くした昨夜の夢は
綺麗にシャワーで流して・・・

目が覚めれば午後4時32分
今日始めて見た太陽も沈みそう
乗りの悪い肌に化粧を載せて・・・

街のネオンが今夜も蝶に変えて
幾つもの男を跨いで舞おうかしら
毎夜毎夜同じ繰り返し・・

 明日の月の形よりも確かなもの
信じられるのはお金だけ
悪い幻覚にいつから掛かった
午後から午前に変わっても
魔法は解けないまま・・・

欲望が渦巻いている群衆の街
ここでは優しさが獲物にされる
あの子がそう・・・

小悪魔なんて気安く言わないで
騙される方が悪いのでしょう
金が有るなら宇宙人でもいいわ・・・

存在するだけマシでしょう?
嘘でも幻でもなく ここに居る
私はあなたと今ここに居るでしょう・・・

本当は早く帰りたい顔したいけど
この街の欲望がそれを許さない
悪夢に近い現実・・・

 明日の予定よりも確かなもの
信じれるものは私の身体だけ
悪い幻覚からいつ解ける
午後から午前に変わっても
魔法は解けないまま・・・ 心が溶けていく・・・

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