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77.魂のルーツ(詩)

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魂のルーツ 今どこにある
なぜ探している 自分の正体
分かったらからどうなる?
何も変わらないのに

いったいどこから産まれて来た
この悲しい瞳、冷たい血液、眠れない闘争心

つまらない毎日の言葉一つ一つにも
今までの何かが関わっていて
曖昧だとかジレンマにいつも
心奪われているのは
何か理由が欲しいから
一人で死ぬのが恐いから
つい探してしまう

嫌いな風景を無理矢理に感動して
生きてる証を偽っていた日々に
さよなら出切れば何か分かるかな?

魂のルーツ いったいどこにある
なぜ探してしまう 自分の正体が
ただの人間でも特別な人間でも
納得しようとしないのは
自己を誰かに認めて欲しいから
矛盾をどこかに隠したいから

いつの時代、何処の国に生まれていても
結局、自分は自分だって
決め付けて 諦めて 慰めて
生きようとしているのは
自分の限界を早く感じようとしているから
つい逃げてしまう

魂のルーツ 本当にあるの?
今も探している 自分の名前に
逆らいながら 認めながら クラクラしながら
生きようとするのは

ヒコーキ雲が徐々に消えるように
幼い時の記憶が消えて行く毎日を
あの向こうに謎を謎で隠した
土をゆっくり重ねるように
生まれて来た答えを知るのが恐いだけ

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