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81.時の忘れ物(詩)

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君の匂い あの時の空の色
今と少し似ているね
ちょうどこの時間だったかな

こうして書いてみると 本当に他人事みたい
選べる言葉なんて 僕には数えるほどしかなく
無力とか 強制とかじゃなくて
今が僕の全てだから
あの時の心は「時の忘れ物」にしよう

宇宙より広いモノって いったい何だろう
気持ちの持ちようだなんて 綺麗には言い切れない
孤独より冷たいモノって いったい何だろう
あの時の孤独さえも 今となっては愛しいモノ

涙よりも綺麗なモノ 流れる血液よりも優しいモノ
全て「時の忘れ物」 夕闇の音と共に流れる雲

誰が悪いの 見たくない醜い現実と綺麗な理想を
混ぜて半分にしてみれば 少しはマシになれるのかな

時の忘れ物はそっと仕舞っておこう
お互いが幸せになった時のプレゼントにしよう

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