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82.仔猫を撫でるように(詩)

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また原子力とか自殺とかテレビが喋ってる
また経済効果とか民主主義とか新聞が嘆いてる

安らぎや死刑判決や温暖化は誰の基準で決まるの?
死んだ人は良い人だったと必ず言わなきゃいけないの?

 仔猫を撫でるように見つめよう
この世界が向かう行き先を
とても平和かい それとも戦争かい
動かしているのは僕の偏見かもね

目に見えるのに大切なものってどれだけあるの?
設備投資を最小限に抑えて誰が得をするの?

地球の上を歩いている事に誰も疑問に思わないの?
死んだ人は絶対に生き返らないとどうすれば説明できるの?

 仔猫を撫でるように感じよう
この世界が本当に戦うべき相手を
とても複雑かい それとも単純かい
惑わしているのは君の後悔かもね

純粋な気持ちは幼い頃の宝物
もう使い果たしちゃったかな
今の時代を生きる子供たちには
使い切れないくらい持っていてほしいけど

僕の感情が邪魔になるなら
いっそのこと消してくれて構わないから
せめて見守らせてくれないかい
可能な限り地球の傍で

 仔猫を撫でるように委ねよう
この世界が本当に行きたい場所へ
理想の楽園かい それとも仮想現実かい
問われているのは皆の絆かもね

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