極楽鳥の骨を拾った帰り道。
公園の隅にあるお化け屋敷みたいなトイレで用を足す。
歪んだ苔だらけの柱の真ん中ら辺。
赤い字で『東京ダビンチは噓つき』と殴り書きされている。
――確かに、そうだ―― と僕は激しく同意した。
しかし、本当に東京ダビンチが嘘つきならば
誰がこの世界で真実を語れるのだろうか?
この世界は、既に東京ダビンチしか残されていないのに。
そんな疑問を抱いているうちに用を足し終えた。
何事も無かったかのように、東京ダビンチを水に流した。
その時、不意に意識が徐々に遠のき始めた。
その時、ポケットの中の骨が僅かに熱を帯び始めて………

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