la-buenavista-santander

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詩集ー未公開のアセンションたちー

96.忘却心中(詩)

例えば明日、君が死ぬとしたら 今日のうちに何がしたい? 生きた証しを残そうか 生きる術を見つけようか 例え命が散っても思い出は消えない 例え世界が散っても魂は消えない だけど忘れるのが人間だから その時に忘却心中しようか  ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

95.毒キノコ(詩)

10月の空は何故か太陽より 君の温もりを求めてた 秋風が怖くなったのは 隣に君が居なくなったから  毒キノコ 初恋より切ない味した 今になって効き始めたみたい 毒キノコ シビアだらけの夜だったのに 今になって・・・愛しい 単...
詩集ー未公開のアセンションたちー

94.道徳の樹海(詩)

黒い雪が降り積もる頃 裸で深い樹海を彷徨えば 人間だって獣になる 生命の為に獣になる いつから決められた 他人に決められた 私の個性では誰も慰められない 首輪の代わりにぶら下げた道徳 外せば直ぐに人間をやめられます それなのに外...
詩集ー未公開のアセンションたちー

93.誰かの体温の中で・・・(詩)

強く抱きしめて、 優しいキスをして、 全て受け入れて、 誰かの体温の中の鼓動・・・ 命を感じながら永遠に眠らせて・・・ もう何も考えたくない、 全て忘れさせて、 母親の様な、 誰かの動脈の流れの果て・・・ 何も言わないで、 何も要...
詩集ー未公開のアセンションたちー

92.辿り着けない理想郷(詩)

「優しい人が好き」という人は嫌い その人はきっと優しくないから 「夢を持っている人が好き」という人は嫌い その人はきっと何も持ってないから そんな事を思っている自分が嫌い 全く何もしようとしないから 今の心の中は今日の空のように...
詩集ー未公開のアセンションたちー

91.太陽の温もりは本物(詩)

海岸沿いの駐車場で眺めてる 海に飲み込まれている途中の太陽と 全て真っ赤に染まった君の横顔 あの夏は確かに君が居た 潮風とその時の匂いに 君の笑顔がそっと添えられて 想い出は想像を遥かに越え 脳の中の脳に焼き付いてる  君が...
詩集ー未公開のアセンションたちー

90.狙われた街(詩)

今日も殺人的な暑さだぜー 湿度67%が気に入らないらしい 雨は降りそうにないのに なんか信じられない事件ばかりだぜー そんな毎日に慣れてしまったから 偉そうな政治家が造った信頼関係を 狂わし宇宙人がこの街を狙っていても・・・ ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

89.全てを壊して・・・(詩)

全てを壊して前に進まなきゃ 何も見えやしない 何も出来やしない 全てを壊して明日に進まなきゃ 誰も見てくれない 誰も愛せないから・・・ 過去を背負って 今どこかに向かおうとしている自分は 重荷になってる 重い思い出ばかりだから...
詩集ー未公開のアセンションたちー

88.前略、世界平和殿(詩)

あなたの名前は聞いたことがあります。 しかし人類の前に一度も現れませんね。 なぜ一度も会ってくれないのですか? そんなに我々は愚か者ですか? そんなに我々は罪人者ですか? どうすればあなたは満足してくれますか? 前略、世...
詩集ー未公開のアセンションたちー

87.愛の匂い(詩)

最近まで幸せは当たり前に殺されていた それを蘇らせてくれたのは紛れも無く君なんです 徐々に寒くなってきたけど身体の調子はどうだい? 外に出た瞬間の乾いた匂いが不意に不安を呼ぶんだ 会えない夜が二人をまた大人にしてくれるね 君がいつ...
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