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95.毒キノコ(詩)

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10月の空は何故か太陽より
君の温もりを求めてた
秋風が怖くなったのは
隣に君が居なくなったから

 毒キノコ 初恋より切ない味した
今になって効き始めたみたい
毒キノコ シビアだらけの夜だったのに
今になって・・・愛しい

単純な言葉ばかり並べると
なんだか味気ないね
複雑な言葉で固めると
嘘っぽいね、僕みたいだね

自分勝手だったのはきっと
若さだと思っていた勘違い
今になって分かった気持ち
遅すぎるよ、バカみたいだね

 毒キノコ 快楽に溺惑していた
その罪が抜け殻の日々と秋空
毒キノコ 自虐的になってしまうよ
この幻覚は何時になったら・・・終える

流れる時間が僕の心の形さえ変えてしまう
それと比例するように君も変わったのかな?
現代の世相が不安を掻き立てるよ
もう放っておいて この毒を早く直そう・・・・

 毒キノコ 君の笑った顔が
今でも夢に出てきてしまうよ
毒キノコ 今素直に言えるのは
さようなら、ずっと好きだった・・・

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