父は革命時代に銃声の前で倒れた
僕はその事実を誇りに生きていたけど
世間ではそんな誇りを暇潰しの話題にさらされるだけ
今日起きた事件だとか事故だとかと同じ扱いさ
それを悟った瞬間に僕は死んだ
そして新しい道徳を手に入れたけど
僕の中に住む僕たちが創造と破壊を繰り返す
結局前と何も変わらなかった そんな革命時代さ
僕はそれをソレと呼んだ… 僕はそれを罪だと思わない…
僕はそれを孤独と感じない… 僕はそれを否定し続けた…
眼が取れそうなほど涙をえぐり出しましょう
そうすれば視界が霞む事も無いでしょう
心臓が止まるほど息の根を搾りましょう
そうすれば恐怖に怯える事も無いでしょう
僕はそれをソレと呼んだ… 僕はそれを罪だと思わない…
僕はそれを孤独と感じない… 僕はそれを否定し続けた…
それでも足りないなら今夜宇宙のベッドで
素敵なロボトミー治療で誰の感情を捧げましょう
ごめんなさい お母さん ごめんなさい お姉さん
僕は何をやっても僕以上の存在にはなれないみたい
ごめんなさい お父さん ごめんなさい 神様
僕の革命時代は次世代に繋がることなく
どうせならいっその事カラスになりたい
何もしてないのに始めから嫌われる方が
大分マシだって
今夜の妄想はこの世を幻に変えること
なのに、もう、何も、考え、られ、ない
それが実は幸せなことだとしたら… 僕は。
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