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14.人間嫌いだった頃の君へ(詩)

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偶然じゃないと願うのは そこに弱さを感じるから
思い出したくない過去は そこに未練を残したから

 振り返る強さも 忘れてしまう悲しさも
生きているからこそ 流せる同じ涙

 その呼吸にさえも 理由を欲しがる
何故、生まれてきたのか 理由を探している

 すべては感情が悪いのだと 決め付ける切なさ
同じだね、君も人間が嫌いだった頃に見た夢

大好きなモノは いつもワザとらしく輝いていて
大好きな人に 近づけば近づくほど絶望を覚えたね

もうあれから8年も経ったけど 君の中の人間は元気ですか?
まともな栄養を与えていますか?

その間に何度の涙を流した? 僕は一度も流れなかったよ
その事実だけで泣けそうなくらいだけどね
別に笑ってくれても構わないんだよ

思いやる優しさも 切り裂かれる儚さも
生きているからこそ 流せる同じ涙

 その瞬きの間に 何人死んだんだろうね
何故、生まれてきたのに いつか死ぬんだろうね?

 すべては序章に過ぎないと 諦めた美しさ
見惚れていた、確かに君のことが好きだった頃に見た夢

「愛」ってさ。 良く聞く言葉だけど、誰か見たことあるの?
「神」ってさ。 誰かが創った都合の良い逃げ道じゃないの?

あの頃の君に返信するよ
”目に見えるモノだけが真実じゃないんだよ”

偶然じゃないと願うのは そこに弱さを感じるから
思い出したくない過去は いつか宝物に変わる時を待っているよ

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