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50.スパイグラス(詩)

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この世とは思えない異臭漂わせて
一度下まで落ちて這い上がって
綺麗だなんて美化してるね

オレの中の絶望好きな喫茶店には
絶望より黒いコーヒー出されて
砂糖の代わりに希望を一杯交ぜて

スパイグラス眺めて神様に善がりたいこの気持ち
スパイグラスの蠢く影が明日さえ食べようとする

再放送だらけな番組ずっと見てるみたい
自分のシッポ追い掛けクルクル回ってる
犬みたいに可愛いく生まれたかった

オレの頭には幽霊が興奮ほしさに
怖い顔して悪いことを考えて早三日目
数字を12、844、900に合わせて

スパイグラスが砕け散った流星の彼方
スパイグラスの欠片かき集めて涙に変えた
スパイグラスが何なのかは聞かないで
スパイグラスの秘密には不幸がいっぱい

謙虚な謙虚な態度には
裏の見返りが隠し味
寄せた寄せた胸元には
詐欺と計画の交換日記
今なら確実に言える癒えない心
今夜も猫の嘆き声 ニャーーーー

スパイグラスを創った薄情物見つけた
スパイグラスの中に地球があるの
スパイグラスが何なのかは聞かないで
スパイグラスの秘密には不幸がいっぱい

キリスト裸であー
アインシュタイン舌でベー
ベートーベンかつらで・・・

オレの脳が停止するまで
後-8年って ご愁傷様だね

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