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156.平日の空中ブランコ(詩)

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心配しないで、僕も君も普通の人間だよ。永遠に
幼い頃は特別な能力があると信じてた。
宇宙を抱きしめたり、
君の不安を全て取り除ける英雄みたいに…

ある時から普通が一番幸せなんだと思えた。
そんな時に君が呟いた。

「この世に普通の人間なんて居ないんだよ。
誰もが自分を誰かに演じてる」

 何も考えずに平日の昼間に近所のブランコに乗ってみよう
その瞬間だけが誰でも無い、本当の自分で居られる
その時に大切な人や夢や欲望を思い出してみよう
きっと現在地が明白になるから

ホームのアドバンテージを活かせない弱小チームみたいね
たまの休みもテレビに昼寝で、あっという間に夜が来る

時代に対して「お前はいらない」と言われたみたいで
理由も無く虚しくなった その時の空の色が人生みたいだった

君が空を飛ぶ時に、ついでで良いから
僕にも言葉をくれないか?
その言葉を頼りに残りの人生の道しるべにするから

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