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155.虹色の焼却炉(詩)

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明日に期待を寄せていた日々は 一瞬で崩れ去り
今は明日に怯える日々に追われて

何もかも奪い去ったのは誰ですか? 神様ですか?
新しい希望はどこですか? 明日ですか?

涙が溜まり海になるなら
防ぎようないですね

夕日が生んだ僕の影が無関心を貫くから

ならば涙が枯れるまで
泣き続けましょう その後で
悲しかった思い出を心の焼却炉に入れて

みんなに忘れ去られたと思い込んでは
テレビに映る悪魔を睨む

結局人間はひとりぼっちですか? あなたもですか?
誰かの温もりは弱さですか? 偽善ですか?

笑顔が流されて今も行方不明
自ら捨てた訳じゃないから
いつか戻ると信じて
今は気休めよりも強い気持ちに縋って
残酷なあの日を心の焼却炉に入れて

ほら見てごらん
燃え上がった煙は虹色に輝いてる

季節を奪われた街にも また新しい色が染まる
消さなければ消えない 諦めたら終わる
単純な繰り返し
命の種も 夢も希望も 単純な繰り返し

「今までが良過ぎただけさ」と呟いて

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