詩集ー未公開のアセンションたちー

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詩集ー未公開のアセンションたちー

109.僕は馬鹿だから(詩)

同じ過ちをなんども繰り返す僕は・・・ 大切だったはずの思い出は何処かに忘れて・・・ ある日、人間の罪は忘れてしまう事だと思った あんなに悲しんでいたのにすぐ忘れてしまう僕が居るから この国のせいにする訳ではないが心の国境を越えたい ...
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108.刹那の邂逅(詩)

もう誰の神も否定しないって・・・ 恋して、愛して、キスして、別れて・・・ また他の誰かに恋して、繰り返して・・・ 幾つものめぐり逢いの中で いつか散って行くまでの時間 それは壮大な宇宙に比べれば 刹那の邂逅に過ぎないのだろう ...
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107.命の食べ方(詩)

今日も誰かが世界で力尽きて逝く 今日も誰かの命を粗末にして生きている 残飯のゴミ箱の中で無念に散った命の食べ方 今まで自分の為にどれだけの血が流れた? 人間なんて地球の何に役立つのかなんて 今まで真剣に考えた事なかった・・・ 鈍...
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106.無音ストリップ(詩)

「いい歌だね」と言われる度になんか不安になる 「ひどい詩だね」と言われる度にやっぱり弱くなる なんて不便な思考回路なんだろう 街中では使い捨ての Lovesongで溢れ返っている 時代を人質に取られた悲しい歌たち 夜になると忘れ...
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105.眠れない夜に(詩)

白いシーツで裸体を隠して 埋もれ掛け 死に掛け 今何時何分? 神経が研ぎ澄まされるほど 漠然とした何かに怯え始め 眠れない夜に響く秒針は 確実に訪れる命の終わりへと誘う様で 眠れない夜に響く感性と それに釣られた煩悩が漠然とし...
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104.埋葬心理(詩)

本当はそんなに愛されていないとか… 実はそれくらいが丁度よかったりして… 永遠がこの世に存在しないのは 本当は誰も必要としないから それを求める人間は必要なのか この世で最も美しい行為が死だとしたら 誰も逃れられようもない話さ ...
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103.魔王の条件(詩)

ほら道路に転がっている猫の死骸のように 僕の心もノストラジックな丑三つ時 曖昧と死神に愛された悲しい詩をどうかお聞きください あのね。もしもの話。 君が僕だったら それはもはや他人じゃなくなる 僕が君だったら きっと君を嫌いになっ...
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102.僕を葬る旅(詩)

あの頃の僕が 今の僕を追い越せないと泣いてる それを見ている明日の僕はどう思っているかな? カレンダーを捲る度 いつも思う事がある 僕はあと何枚のカレンダーを捲る権利があるのかって 最後の月を迎えた頃に「幸せだった」と笑えるかな? ...
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101.北の果てに女神を見た(詩)

目を閉じて耳を塞いだら 何を感じられるだろうか 今の俺は 束の間の休日の昼下がり 外で遊ぶ子供の声に 僅かな安らぎ見つけた時 不意に思い出したこと 悲しいのはこのまま誰も愛せない自分で終えること 切ないのは初恋の感覚を忘れ去っ...
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100.美化または追憶(詩)

彼女は私にひとつだけ願いを残した 「私のことずっと忘れないでほしい」と あの夏から随分と遠くまできた 今になってその意味の残酷さを思い知る 私の心も随分と遠くにきた 今ある頭の中の妄想は どれだけ正確なのか 楽しかった思い出だ...
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