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114.視線(詩)

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君はうまく隠せたつもりだろうけど
口の横にまだ嘘が付いてるまま
ブレーキランプが君の顔と僕の心を赤く染める

例えばこの世界が地獄だとしたら
この夜に何を求めて縋る?
君の欲しい物をどれだけ並べたら
安らかに眠れるのだろう

一人占めするには罪と罰と罠と
あと何が加わればこの沈黙の夜は唄ってくれる?

 悪魔の視線が僕の右肩を焦がす
不安な時に限って信号はいつまでも赤く
外の景色よりも暗黒な君の欲望で
鋭い視線は未だに赤く染まったまま・・・

例えばこの世界が終わるとしたら
この夜に答えを見つけられる?
欲しい物はどこにも売ってないから
焦りすぎて眠れないまま・・・

僕の嫌いな言葉ばかり並べて
この夜が狂ったように月と共に唄い始める

 悪魔の視線が僕の右耳を焦がす
不安な時に限って信号は変わらないままで
微かな希望は景色を遥か彼方に反れて
甘い視線が未だに誘惑したままで・・・

 悪魔の視線が僕の右脳を焦がす
不安な時に限って心はいつも破裂気味で
外の景色よりも綺麗な君の心と
鋭い視線は未だに僕を君色に染めたまま・・・

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