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112.仮縫い(詩)

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穏やかな波打ち際… そっと目を閉じる
この星に生かされている事 ちょっと感じて

何もしないで夢だけを見ていたって
本質が逃げて行く… 僕が僕に嫌われた瞬間

そろそろ行くよ 知らない選択肢を求めて
胸いっぱいの絶望を笑いながら掻き集めて
力尽きるまで咽び泣く旅の扉をそっと開いて…

 もう戻らないね、今日という刹那が
笑いながら手を降っている
追いかけても追いつけない事、既に知っている罪
どんなに成長しても変われない感情もある
それを見付けただけでも今日は素敵な記念日だね…

抜け出そうよ 支配されている思い込みから… そっと
月だって太陽だって僕達と同じさ 滅びる事を怖がっているよ

賄い切れないな… 昨日の殺人事件だって、もう過去になってしまった
才能がボロボロと剥がれ落ちている これは君の涙? それとも僕の欲望?

過去の僕を理想の僕と置き換えよう… きっと明日は久々に晴れるよ
見透かされた心とあの人の欲望に

 もう変えれないね、人生という地獄が
笑いながら手招きしている
いつだって死神に見守られながら、絶望と歩いていたね
どんなに悔やんでも戻らないモノばかりだから
今夜だけは好きな夢を見ても良いよ…

PS この妄想に始まりは無い… 故に終わりも見当たらない…
まるで人生みたいだね… まるで宇宙みたいだね…
そんな希望と絶望を繋げる為の仮縫い中
そんな過去と未来を忘れない為に仮縫い中

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