スポンサーリンク
詩集ー未公開のアセンションたちー

174.心の自画像

自分という人間と付き合うのは 自分だって面倒くさい 今の自分に出会う前に4才の自分が邪魔をする 適当にあしらっていると 次は15才の自分が反抗期を向けてくる なんとか誤魔化すように言い訳していたら 21才の自分が全て他人のせいに...
詩集ー未公開のアセンションたちー

173.リ・スタート

止まった時計の針は何処を指してる 上か? 下か? それとも過去か? 未来か? 僕等は僕等の正体を探して ようやく辿り着いたのさ さぁ、竜頭を回して再び始めよう リスタート リスタート 僕等がもう迷わないように リスタート リス...
詩集ー未公開のアセンションたちー

172.正しい絶望

僕らはいつでも脳に騙されてる だから周囲の価値観が正しいと思い込んでる だから本当の自分にいつまでも出会えないでいる 中途半端な絶望では 中途半端な幸福しか得られない 中途半端な愛情では 中途半端な世界しか救えない  どうか正しい...
詩集ー未公開のアセンションたちー

171.それでも僕は忘れてしまう

なんとなく覚えているような どこかで美化しているような そんな頼りない記憶を犠牲にしながら 老い続けるのが人生なのか? そんな悲観ばかりに包まれる前に 昔好きだった歌でも口ずさんでみればいい あの頃の自分にきっと会えるから そ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

170.自由というなの正体

フォークに生まれたら 刺せばいい スプーンに生まれたら 掬えばいい 明確な目的を持って生まれた無機質たちは 何も悩まないでいい代償として自由を失った それなのに 何の目的も持たずに 生まれた僕たちは 限りなく自由であるはず...
詩集ー未公開のアセンションたちー

169.エバーグリーン

まだ秋が秋だった頃 確かに僕は僕だった 言い訳するつもりは無いけど 確かに季節は殺された 大切なものはいつも失ってから気付くけど それではあまりにも遅すぎる ましてや取返しのつかないものなら 尚更 四季は三季となり、二季とな...
詩集ー未公開のアセンションたちー

168.信念の形

年を重ねれば重ねる程、変化する事ばかりだ 疲れが取れにくかったり、 何かと臆病になったり、 昔、誰かが悪い呪文のように、 愚痴を零していた言葉たちが そのまま僕の身体で実行されているようだ。 極めて常識的な信念は 一般的な形と...
詩集ー未公開のアセンションたちー

167.愛しき人類(詩)

自分の眼で世界の全てを見る事は出来ない そんな当たり前の事をあえて言おう 生身の身体で体験できる範囲と距離は限られている そんな当たり前の事をあえて言葉で表そう この世界に鳴り響く雑音も この街中に飛び交う会話でさえ 全ての音を...
詩集ー未公開のアセンションたちー

166.サレンダー(詩)

世界は僕の一部なんだ 僕は世界の一部なんだ だから他人と比べても意味ないんだ そんな他人すら僕の一部になってる 目を閉じて 深呼吸して イメージして 世界と融ける瞬間を  あと何回捲れる世界のカレンダー 心は痩せ細るばかりだス...
詩集ー未公開のアセンションたちー

165.神殺しラプソディ

昨夜 紫の蜘蛛が 教えてくれた この世界は 僕のものじゃないんだって だから 僕は 蜘蛛を握り潰した 午前2時のパラダイス 飛び散る 液体は とても綺麗な 宇宙色した あの頃の夢 何故だか 涙が流れてた そんな夢から覚めた夢み...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました