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序章

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ある晴れた日曜日の昼下がり、マギーQは穏やかな笑みを浮かべて告げた。

「もう冬の匂いが庭中を覆っているね。僕もそろそろ旅に出かけるとするよ」

そう言い終えると同時にシベリアから届いた北風に吹かれたマギーQは

はじめから何も無かったように姿を消した。

いつもの事だ。

そうやって僕のマギーQは季節を追う渡り鳥のように姿を消す。

尤もと、この辺の地域に訪れる渡り鳥はこれから到来するのだけれど。

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