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29.「Girle No’5」(詩)

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憧れていたオレンジの空に ブルーベリーが混ざる頃
世界を食べるとしたら 今が一番おいしそう
そんなことばかり考えて うたた寝してたから
手と足の裏と表の色 日焼けの跡クッキリ

主食はポップキャンディー 夏に欠かせないゼリー
あとは君と過ごした ひと夏の残酷な思い出
昨日も赤いワンピースはガーリー だけど

 今年の流行色くらい 自分で決めるわ!
ご機嫌なお日様を裏切る 暗黒なキャミソール
そうやってあの夏が私から 強制的に遠ざかる
何も後悔なんてないけど… 少し悲しい… たぶん、好きだった…

初恋も結婚も結局は 神様なんかが決めないの
嫌いだって思っていた人ほど 後になって懐かしむ
近頃ありえないニュースばかりで 感覚も麻痺しちゃって
誰のことが好きなのかさえ 全然わからないの

キスした時間も アイツの背番号も
たまたま5の付く数字 それだけじゃ寂しいから
私のラッキーナンバーも No’5

 今年の流行色くらい 自分で決めるわ!
苦手だった色にも挑戦 オリーブのタンクトップ
そうやってあの夏から私も 少しずつさよなら
どうしようもないことばかりだけど まだまだ泣けないの

 そうやって二度と戻らない 今日が大きく手を振るの
ちょっとだけ優しい気分になれた それが原因かな
何さらになって気付いちゃった… ヤバイ、まだ…
君のこと… 好きみたい… あぁ…

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