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63.記憶の価値(詩)

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いつから僕は僕になったんだろう
いつから君のことを好きになったんだろう・・・

いつから地球が出来て いつから人間が出来て
傷付け合って 愛し合って
何万年も助け合って 支え合って
めぐり合った 奇跡に感謝します

”I LOVE YOU”は時々ね、素敵に思えるけど
”I LOVE YOU”は時々ね、残酷さも与えてくれる
人間は裏切る生き物で、人間は信じ合える生き物
矛盾の中から生まれる愛しさだから
記憶の価値を疑っちゃうよね

もし10年前に生まれて来てたら
運命の人に出会えていたかもしれない
もし10年後に生まれて来てたら
戦争の真っ只中だったかもしれないんだ

不思議だね運命は、いつも神様の悪戯なのかな?
めぐり合わなくてもよかった人なんて居るのかな?
不思議だね偶然は、いつも誰かのせいにして回る
臆病者な僕だからそう思うのかな? 答えなんて有るのかな?

ねぇ答えてよ、青い空・・・
ねぇ教えてよ、どこまでも続く空なら分かるだろう
ねぇこの時代に生まれて来た理由を・・・
まだまだ納得出来ないんだ
まだまだ満足出来ないんだ

時空を越えて君に出会いたい
いつの時代に生まれて来ても
後悔したくないのが人の罪だから

僕の事をずっと見てほしいんだ
愛してほしかった人たちの
記憶の価値はとてもとても重くて

”I LOVE YOU”は切ないね、必ず終わりが来るから
”I LOVE YOU”は疑うよね、見えないから尚更
”I LOVE YOU”は必要だね、毎日誰かを支えているから
”I LOVE YOU”にありがとう、皆がそう思えれば素敵なのにね

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