ダンスは体の会話だ!!
はい、そういう事で遂にクライマックスを迎えますよW
都民大会では主に明と千夏の過去、
そして釘宮・井戸川組の過去が明らかになりつつ、進みます。
予選から喧嘩し合う多々良と千夏!
それはもう周囲が引くほどの口論っぷり!!
私生活同様に、ダンスでもじゃじゃ馬の千夏に対し、
いつもは引っ込み思案で温厚な性格の多々良ですが、流石に苛立ちを募らせます。
カップル崩壊の危機にまで及びそうで、観戦している真子と雫は心配します。
ただ清春だけは嬉しそうに薄ら笑みを浮かべますw
他の二人には見えていない物が、清春にはしっかりと見えているんですね~
全く協調し合えない多々良と千夏のダンスですが、一瞬一瞬で嚙み合い始めているんです!
その一瞬、一瞬で清春だけでなく、一緒に踊っている釘宮さんも気付くんですね~!
その驚くべき進化に流石の釘宮さんも焦りを覚え始めます、、、
多々良組のダンスに可能性が徐々に生まれてきたんですよ!!
そんな中、まずは明の過去が明らかになります。
明がダンスを習い始める切欠が千夏と一緒に居たいからだったんです。
途中から転校してきた千夏はスタイルが良くてカッコいい、明の憧れだったんです。
そんな千夏に誘われてダンスを一緒に習う事になります。
それは即ち明はずっと千夏と居られる事を意味します。
逆に言えば、ダンスを止めると千夏と一緒に居られない。
だから明はずっとダンスを続けてたんですね。
それがある日、千夏がダンスを止めた事を知り泣いてしまいます。
もう千夏と一緒に居られない(涙)
しかし、明は諦めません。
自分がダンスさえしていれば、千夏は絡んでくれると信じてダンスを続けてます。
そして多々良のバイトを始めたシーンに戻ります。
千夏が店に来た時にチャンス到来!!
わざと挑発したんですね~。
そうすれば、千夏は必ずダンスを再び始めると明は知っていたんですね~、、、
繋がりましたね~、、、
そんな明組ですが、残念ながら3次予選で敗退。
一方、多々良・千夏組は何とか予選を突破しますが、
全く納得のいくダンスが出来なくて多々良は悩みます。
そんな時に出くわした清春に多々良はアドバイスを乞うのですが、
はい、清春は口下手!!
そんな清春はアドバイス代わりに多々良の肩甲骨を剥いじゃうんですね~
そのせいで多々良の全身は力が入りませんw はい、地獄!!
当然ながら多々良・千夏組のダンスは完全に崩壊していきます。
もうお互いのバランスなんて関係なくなり、
大雑把な適当な振り付けになった多々良に千夏は振り回されて余計に苛立ちます。
しかし、それと同時にベテラン故に千夏は察するんです。
「このままだと確実にこの予選で落ちる」
そんな崖っぷちに立った所で千夏が覚醒したんです!!
いつも以上に動き過ぎる多々良に対応しようと、
今まで自分主義だった千夏が初めて相手の事を考えるようになるんです!!
そして長年培ったダンスセンスと身体能力を駆使して
見事に多々良の動きに対応し始めます。
その行為は同時に、今まで多々良が自分に対して色々と考えていてくれた事に気付きます。
それ以降、千夏の意識も徐々に変化して、今までのダンスに対する概念も変えていきます!
そんな千夏に対して、多々良も徐々に調子を取り戻しつつあります。
そして最終予選の最後の種目・クイックステップで輝きを放ち、
今までのチグハグが嘘だったみたいに華麗なステップで周囲を驚かせます!!
そんな多々良のダンスを見て、釘宮さんは過去の自分と重ねます。
ここから釘宮さんの過去パートに入ります。
釘宮さんが小学5年生の時にカギ尻尾の猫に誘われて社交ダンスを始めますw
”枝ちゅう先生”と呼ばれている伝統を重んじる教室で学び、
ダンスを習い始めた1年目からセンスを発揮して周囲から注目されます。
しかし、それから仙石さんや清春といった様々な才能を持ったダンサーが現れます。
その度に自分の踊りに疑念を抱くんですね~。
踊る度に新たな才能に追い抜かれる日々にダンスが嫌いになってきます。
そんな時に大型トラックに撥ねられて大けがを負ってしまいます。
しかし、釘宮さんは内心で安堵しました。
これで、もうダンスから逃げられる、、、
しかし目を覚ますと全身が動かない程の大怪我だったんですが、、、
「またリハビリをすれば再びダンスができますよ」
と医者から地獄のような宣告を受けます。
もうダンスを止めよう、、、
そう決意した釘宮さんだったんですが、
枝ちゅう先生は「マリサ先生の教室で学びなさい」と薦められるんですね。
結局、釘宮さんはモヤモヤとしながらダンスを続けている状態だったんです。
この時に重要なキーポイントが出てきます。
それが”伝統”と”革新”
先ほど書いた通り、釘宮は枝ちゅう先生が教えてくれた伝統こそが
1番のダンスなんだと証明したくて踊り続けてます。
そう、釘宮さんは枝ちゅう先生が大好きなんです!
だから枝ちゅう先生が教えてくれたダンスこそが本物なんだと信じてます。
対する仙石さんや清春は伝統を基礎にしながらも、
新たな可能性を探る革新的な踊りをしているんですね~。
そして今まさに戦っている多々良・千夏組も仙石さんから教わった
革新的なダンスを披露しているんですね~
釘宮さんとしては絶対に負けられない戦いだったんです!!
一方、なんとか決勝進出を決めた多々良だったんですが、
どうして、予選最終種目のクイックステップが
上手く踊れたのか分からずに悩んでます。
そんな時ですよ! そんな時に電話が鳴るんです、、、
その電話の主が、久々の登場・仙石さんだったんですね!!
もう嬉しくって飛び跳ねる多々良!
その時に仙石さんは名言を授けます、、、
「お前が理解できなくても構わない。
分かったつもりになる事は出来るんだよな、他人ってヤツは。
でも、”つもり”は”つもり”でしかない。
他人ってものは結局、不確定なものだ。
そこに一つの世界があるみたいにに。
人類が世界の全てを解き明かせないように、
俺たちは他人を解き明かす事なんて出来ないんだ。
理解できないものが目の前にあるのは、恐ろしいと思うか?
目の前に居るのは何だ?
自分と別の存在がそこに居て、それを理解できないと知った時、
それは、とんでもなく愛おしいものじゃないか?
それだけで、自分が自分であって良かったと、そう思わないか?」
はい、長い名言!!
つまり、仙石さんが言いたいのは、社交ダンスの本質は一体感がなければならない。
しかし、所詮、他人同士なんて完璧なシンクロなんて存在しない。
ならば、どこに折り合いを付けるのか?
そのヒントを与えてくれたんですね~。
でも、この名言は何も社交ダンスに限っただけの言葉じゃないですよね?
恋愛や社会の人間関係でも言える事ですよね。
当たり前といえば、当たり前なんですが、
案外、忘れている部分なのかもしれません。
そんな仙石さんの言葉を聞いてからの多々良は何か吹っ切れたように
予選とは比べ物にならない程に素晴らしいダンスを披露します。
対する、釘宮さんはダンス中に足が吊ってピンチに!
そこで井戸川さんが釘宮さんを支えながら踊るという荒業を見せます。
その時に井戸川さんの想いを感じ取り、釘宮さんが立て直します!
まさに伝統と革新の戦い!!!
決勝は6組で、スケーティング・システムを採用。
簡単に説明すると、審査委員の多数決で1位が多い組が優勝!!
つまり、審査員の好みで優勝の行方が左右するという事です!!!
まさに伝統と革新の好みwww
何故に、そんな二人を教えているマリサ先生が会場に居ない!!
と叫びたくなるほど白熱したダンスもついにクライマックス
はい、ここで様々な付箋が回収されつつあります。
まだダンスを始めて1年の多々良に対して、
雫は焦りを覚えます。
「多々良くんがこんなにも上手くなっていたなんて、、、」
そんな雫に対して清春は改めて言います。
「お前も知っているだろ? ダンスを始めて1年の人間が、
ダンス歴10年のヤツに勝つことだってある。
ダンスというのは、そういうものだろ?」
はい、雫は過去に自分が多々良に向けて言った事を思い出します。
そして、そのことが今まさに目の前で起こるかもしれないという
期待と不安を煽ってくるんですね~
更にダンスフロアを地獄と称した釘宮さん。
でも、やっぱり踊っているとやっぱりダンスが好きなんだと改めて思い知らされます。
その時に釘宮さんの脳裏を過ったのがマリサ先生の名言
「ダンスにおける身体表現と感情表現は
近い様でいて簡単な結び付きじゃないわ。
外から得た知識や経験を理解して吞み込んだ上で
アウトプットしないと表現とは言わない。
だからこそ、感情の乗ったダンスには踊り手の人生が透けて見える。
喜びや悲しみ、愛情や憎悪。様々な感情が入り混じるダンスには深みが加わる。
それでこそ、人生という限られた時間を掛けて踊る意味があると思わない?」
はい、ダンスの真意を見事なまでに明確にしてくれました!
これがダンスの存在意義であり、核心部分です。
そして釘宮さんは地獄を抱えながら生きていくことを受け入れます。
そして最終種目のクイックステップでは、全ての悩みから解放された多々良のダンスが爆発します。
そんな多々良のダンスにいつの間にか自然と受け入れていた千夏も融け込み、一体感を生み出しました!
「観ろ! 僕を観ろ!」
多々良の心の叫びは第1話でDVDの映像で観ていた
仙石さんの叫びと全く同じだったんですね~
全ての演技を終えて、いよいよ運命の結果発表です!
天平杯と違い、今回は6位から順に発表されます。
つまり、最後まで名前を呼ばれなかった者が優勝という設定ですw
ただ、皆さん思い返してみてください。
今まで、この作品はどうしても多々良を優勝させてくなかったんです!
結果発表の前には審査員同士で「やっぱり釘宮組のダンスは品がある」と称してました。
また、今回も負けるのかな~、、、 そんな思いで観てました。
すると、最後の2組にまで残った多々良組と釘宮組、、、
ここで呼ばれなかった方が優勝!
緊張の第2位、、、 発表は、、、
「背番号、、、 42番・釘宮方美・井戸川民絵組」
「優勝は背番号13番・富士田多々良・緋山千夏組です!!」
見事、多々良・千夏組の優勝で幕が閉じます!
カップル解消も回避。
あの釘宮さんが涙を流しますが、それを見て井戸川さんは少し安堵します。
まだ負けて悔しい思いがあるという証明ですからね。
今後の釘宮組にも注目です!
そして多々良の優勝を見届けた清春や、雫、赤城兄妹に闘争心が付きます。
(真子ちゃんはちょっと寂しそうw)
いや~、ダンスって素晴らしいですね!!
どうですか、社交ダンスに対する偏見が無くなりましたか?
僕は完全に無くなりました! 寧ろ、リスペクト!!
ED後に少しだけ続きがあります。
それは多々良が初めて仙石さんから教わったボックスを踏んでいるシーンなんですが、
そのボックスを見た仙石さんは思わず目を奪われるんですね!!
そして仙石さんは多々良をダンサーとして認めたような不敵な笑みを浮かべます、、、
ここでアニメは終了です。
どうでしたか? ダンス踊りたくなってきませんか?
しかし、この作品は社交ダンス以外にも、
人生で大切な事や指針になるような教訓が随所に散りばめられています。
またここでは紹介できなかった魅力的なキャラクターが出て来るので
是非、アニメを観て貰えれば幸いです!!
では、また!
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