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麻雀は宇宙だ! 咲-saki- 地区大会編! ー後半ー

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それでは後半戦に参りましょう!

まずは、全国大会に出る意義を紹介します。
それが現在、全国を2年連続で制覇している西東京代表の白糸台高校が居ます。
今年は史上初の3連覇に臨む絶対的王者!
その中でも中心的人物が宮永 照
「高校生1万人の頂点」「インターハイといえば彼女のこと」
それくらいの最強だと理解してください。
そして何より皆さんの察しの通り、宮永咲の実姉です!

幼い頃に複雑な家庭の事情があり、今は離れ離れに暮らしてます。
そんなお姉ちゃんともう一度、麻雀で会話をしたい!
そんな理由から咲は全国を目指します。

さて舞台は長野県大会!
この大会で注目されている高校が2校あります。

1校は昨年、1年生しかいないにも関わらず圧倒的な強さで優勝し、
全国大会でもベスト8の好成績を収めた、龍門渕高校!!

中でも大将(最後)を務める見た目は幼い子供・天江衣!
プロでもなかなかに勝てない程の実力者で昨年の全国大会で一気に有名になりました。

そしてもう1校が名門・風越女子高校!
昨年の龍門渕高校が出て来るまでは長野県といえば風越というほどの全国常連校!

今大会では昨年のリベンジを果たす為に部員は必死に練習してきました!

そんなこんなで当然の如く、咲たちの清澄高校は初出場という事もあり注目度は薄いです。
ただ、昨年の中学・個人の部で優勝した全中覇者・原村和だけは注目を浴びます。
この世界戦では団体戦が花形ですが、その後にある個人戦もそれなりに注目されているんですね。
なので、清澄高校はダメでも、個人戦になれば原村和が注目されるといった感じなんです。

簡単にルールを説明すると、1校・5人が持ち点を共有して戦います。
先鋒戦⇒次鋒戦⇒中堅戦⇒副将戦⇒大将
そして最後の5人目の対局が終わった時点でトップの高校が勝ち抜けとなる仕組みです。
ただ途中で誰かの点数がマイナスになった時点でトップだった高校も勝ち抜け出来ます。

清澄高校のオーダーは、先鋒に片岡 優希。次鋒に染谷 まこ。
中堅に竹井 久。副将に原村 和。大将に宮永 咲!
このオーダーが様々な巡り合わせをして、とんでもないドラマを生むんですね~

そして大会は1回戦!
皆が絶好調で順調に副将戦まで進みます。
そして大会の注目選手の一人。昨年の全中覇者である原村和が出て来ると
開場は満員になり、皆が声援を送ります。
その中で原村和は無難な打ち筋で会場を魅了して、終わってみれば圧勝でした。
この原村和の打ち筋なんですが、デジタルと言われる無駄の無い無難な打ち方をしてます。

その後、観客の殆どが会場を出て行くんですが、
残った大将戦が大変でした。
公式デビュー戦の宮永咲でしたが、
滅多に無い、相手の得点をマイナスにして終わらせます。

そこで清澄高校が徐々に注目され始めますが、
その後、注目校の龍門渕高校が出て来ると
鋒の井上純という選手がひとりで相手校をマイナスにするという
パワーバランス崩壊の勝ち方をします。
そして風越高校も無難に勝ち進み、2回戦以降はバッサリ編集。

決勝は本命の風越龍門渕に加え
無名校の清澄鶴賀の4校が残りました。

そこから個性的なキャラクター同士が凌ぎを削る決勝戦が始まるのですが、
結局、得点差があまり開かずに大将戦まで進みます。

はい、出てきます。
龍門渕高校の大将・天江衣!
しかし、天江には悪い癖があるんですよ。
それが自分が強過ぎて相手を遊ばせるんですね~
見た目とは裏腹に性格はヤバいんです。

そんな中、決勝・大将戦の1局目から咲の真骨頂とも言える
あり得ない展開シリーズが爆発します。

まずは咲の必殺技である嶺上開花が炸裂!
嶺上開花を説明すると、同じ牌が4枚揃うとカン出来ます。
そのカンをすると牌をもう一枚ドロー出来ます。
そのドローした牌で上がる時に付く役名が嶺上開花です。
はい、もう運が無ければ絶対に上がれない役だと分かって貰えましたね?
そんな嶺上開花ですが、なんと咲は2局連続で出しちゃいます!

開場の観客からはどよめきが起こります。

しかし3局目には、鶴賀の大将である加治木が、咲のカンを利用して上がります。
それがチャンカンという役名なんですが、
誰かがカンすると、その牌は他の打ち手にも有効になるんですね。
その牌で他の人が上がるとチャンカンという嶺上開花よりも珍しい役名が付きます。

つまり、決勝の開始3局で嶺上開花⇒嶺上開花⇒チャンカンというあり得ない展開を見せます!

しかし、そんな事は天江衣からすればただ泳がせていただけだったんですね~
4局目は流局するんですが、そこから天江衣が徐々に本気を出し始めます!

咲の必殺技が嶺上開花ならば、天江衣の必殺技は海底撈月!
海底撈月とは、流局寸前、最後にドローした牌で上がると付く役名です。
これだけで、もう運以外では上がれない役だとお分かり頂けますよね?
そんな海底撈月を意図的にするという事は、他の3人が上がれない事が必要となります。
更に自分は4人の中で最後に牌を取るように調整しないといけないんです。
どれも至難の業なんですが、天江衣は出来るんです!!
つまり場の支配をして、相手の牌を悪くする異能を持っているんですね。
私事ですが、こんな打ち手の事を総称してニュータイプと呼んでます。

はい、前回の冒頭で書かせて貰った咲の中でのテーマは”デジタルVSニュータイプ
この作品の面白いのは、現実世界の麻雀で必要な打ち方をデジタル、
漫画でないとあり得ないような打ち方をニュータイプに分けて、
どんな麻雀になるのかを楽しむ作品でもあるんですね。

なので、初見ではニュータイプが圧倒的な実力差を見せるのですが、
実力のあるデジタルが、そんな魔物のようなニュータイプにどう挑むのか?
その辺も楽しめるようになっているんですね~

話は戻りまして、5局目から天江衣ワールドに他の3人が引きずり込まれます。
天江衣以外の牌が悪くなり、誰も何も出来ずに苦戦します。
そして当然のように天江衣は海底撈月を決めて上がります!

そんな絶望的に状況を抗うように、他の3人はポンやカンをして
天江衣の順番をずらして、最後に牌をドローさせないように試みますが、
それを意図も簡単に跳ね除けて、ファイナル・ドローを天江衣が引き
当然のように海底撈月を連続でかましますw

この時点で決勝はおかしい事になってますね。
おさらいします。

咲の2連続・嶺上開花⇒加治木のチャンカン⇒流れて⇒天江衣の2連続・海底撈月!!
キャプテン翼並みにあり得ない展開ですが、それが面白いんです!

天江衣が放つ場の支配に足掻いたのはデジタルの加治木でした。
彼女は至って一般的な打ち手なんですが、頭が良くて推察力がずば抜けているんですね。
そこで打ち方を変えたり、咲に協力したりして、天江衣の支配から逃れる事に成功します。

しかしですよ!
天江衣の実力はそんなもんじゃない!
天江衣、今度は普通に打って、普通に上がりまくるという、
まさかのシンプルに強い打ち方をしますww

圧倒的な力量差で前半を終了しますが、
その休憩中に咲は原村和から激励の言葉を受けて、覚醒への歩みに向かいます!

しかし後半戦が始まると、やはり天江衣の場の支配は続きます。
そして、後半1局目からいきなり海底撈月をかまします!

対局は進み、気が付くと風越学園の点数が0点になってしまったんです。
それも天江衣がわざと計算して遊んでいるんですね~
悪い癖が出ました。はい、ここでフラグが立ちましたね!

しかも0点という事は、天江衣以外の3人はリーチが出来ない。
そして咲と加治木の2人は上がれないんです!
そんな条件戦を強いられた中でもは沈黙の中で覚醒を待ちます。
その手始めに0点の風越学園にあえて連続カンからのチャンカンで上がらせます。
その時点で先程の条件戦は解消

更に咲は裸足になった事で、麻雀を楽しんでいた頃を思い出し本格的に覚醒をします。
そしてオーラス前の南1局で嶺上開花をかましますが、低い点数w
会場中は低い点数にヤジが飛び交いますが、
いやいや、嶺上開花の回数に驚けよ! と思うのが一般的な視聴者でしょう!

そう、低い点数は前振りです。
そこから咲はこれでもかってくらいにカンを連発して周囲を翻弄します!

ここから解説が入り”責任払い”というルールが出てきます。
それはカンをした相手から上がられたら、その人が全て点数を払うという逆転ルールなんですが、
このルールはカンをする咲の為のルールみたいなものなんですねww

もちろん、この責任払いが最後のカギとなります。

咲は天江衣から3連続のカンから安い点数から一気に高い点数に変えて圧倒します。
その後、天江衣も抗って粘りを見せますが、魔王・咲には敵いませんw

清一色、対々和、三暗刻、三通貫、赤1,嶺上開花 3万2千です!
もう天江衣からすれば、長い呪いの呪文ですww
数え役満をトップの天江衣から責任払いで上がるという、とんでも上がりで奇跡の逆転!!
6万手以上の得点差があったものの、牌に愛される子・咲は意図も簡単に全国行きを決めます!

この後は、原作では描かれていない個人戦が行われます。
それは是非、アニメでご覧ください。
意外とこの個人戦が後の全国大会にも地味に繋がってきますww

どうでしたか?

今回はほんの長野予選です。
この後、アニメでは阿知賀編全国編と続きますが、まぁ、面白い!

中でも全国編になると、天江衣以上に反則級のニュータイプ加治木に負けない位賢いデジタルも出てきます。
そして清澄高校のメンバーも更なる成長を遂げます。
個人的には今回あまり紹介できなかった先鋒を務める片岡 優希の成長に驚かされまましたww

機会があれば阿知賀編も紹介したいと思ってます!!

いやー、麻雀って奥が深いんですね~!!

では、また!

 

 

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