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知らなくても通ぶれるシリーズ ~魔法少女まどか☆マギカ編~

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全く観てなくても通ぶれるシリーズ第1弾ですw

まどか☆マギカ 通称「まどマギ

意外とイラストが苦手だとか、タイトルに魔法少女と付いていて抵抗があるとか、パチンコ・スロットは打ったけど原作は知らないとか、
気にはなっているんだけど、まだ観てないよ、もう古いからこれから観るのはちょっと、、、というまどマギ初心者の方に是非とも読んでほしい内容です!

もちろん、昔に観たけどあまり覚えていないという方も復習の意味で読んで貰えれば幸いです。

注意点
☆TVアニメと劇場版ではストーリーが異なります(今回の記事はTVアニメの内容です)
☆「マギカレコード」は外伝的なポジションであると同時にスマホ・アプリゲームでの展開が中心です。

まずは登場人物を覚えまておきましょう。全員で5人と1匹です。

まどか(桃)
さやか(水)
マミ(黄)
杏子(赤)
ほむら(紫)
・キュウべえ(白い猫もどき)

まどか☆マギカを一言で書くと「魔法少女になって悪い魔女を倒す話
こう書くと、ありふれたファンタジー・アニメと思われるでしょう。同時にそれだと数多あるアニメ作品に埋もれてしまいます。
なので、まどか☆マギカが他の作品と異なる点をこれから重要な点をざっくりと解説していきます。

作品の冒頭でまどかは夢の中で凶悪な魔女に一人で立ち向かう魔法少女の姿を見ます。
このシーンがもう付箋になっているんですね~。

その日の朝、主人公のまどかが通うクラスに転校生が来ます。

それがまどかが夢で見た魔法少女のほむらだったんですね。
美人でミステリアスで頭が良く、運動神経も良い。何の文句も付けようがない。
しかし後半のパートでは可愛い猫もどきみたいなキャラクターのキュウべえを殺そうとします。
そこにまどかさやかキュウべえを助けてほむらから逃げるのですが、運悪く魔女に襲われてしまいます。
その時に助けてくれるのが魔法少女のマミです。
そしてマミとほむらが鉢合わせになるとお互いに魔法少女なのに関わらず敵対している構図を伺わせます。
重要なのがマミはほむらの事をそれほど知らないのに対して、
ほむらは全てを知っているような、悟っているような不気味な雰囲気を醸し出します。
ただ、その場はほむらが一旦引いた所で事は落ち着き、キュウべえが意識を取り戻します。
そしてまどかに言うんですよ。
「僕と契約して魔法少女になってよ」
はい、ここで1話(30分)が終わりです。濃厚ですね。
ただ、ここまでだと特に変わった所は無かったと思うんですけど、、、

ここでひとつ押さえて欲しい知識として、
キュウべえと契約をすると魔法少女になる代わりに何でも願いをひとつ叶えてくれるんですね。
ただ魔法少女になるという事は毎日のように危険な目に遭い、凶悪な魔女と死と隣り合わせの戦いをするという事です。
なので、まどかさやかも願いを決められないで居る状態です。

そして衝撃の3話です。

この日も絶好調のマミが魔女を狩っていたんですが、いつもよりも強力な魔女だったんですよ。

そこで、、、 まさかの、、、  マミが魔女に食べられて殺されます。 はい、残酷!

それを目の当たりにした2人は初めて魔法少女になる恐ろしさを知ります。
その直後に駆け付けたほむらが魔女を倒して、まどかさやかも助けられます。
ただ、その時にほむらの戦闘シーンが初めて描かれるんですが、まぁ圧倒的に強い!

ここで1つ目のポイントが来ました。
「あの3話からヤバくなったよね~」←これです! この一言を添えればアニメを観てない事は100%バレませんw

リアルタイム当時もこの週でのネット界隈を賑わせてました。俗に言う『マミる』という言葉が誕生する程にw

それ以降の展開がまどマギの真骨頂になっていき、

それが後々、まどマギが名作だと視聴者たちを納得させていくんですね。

徐々にファンタジー要素からダークな部分が滲み出てきます。

まず、さやかは「好きな男の子の病気を治す事」を条件に魔法少女になります。
それと同時期に最後の主要人物である杏子が出てきます。
魔法少女は本来、自分の縄張りで行動するのですが、
マミが居なくなったことで縄張りを広める為にまどかたちが居る街に来ました。
そこでマミが守っていた街を縄張りにされて面白くないさやかと
新しい縄張りにしたい杏子との対立が生まれるんですね~。
ここまで出てきた魔法少女の仲が悪いこと!

ここで重要な設定が徐々に明らかになってきます。

魔法少女に変身する際に必要なソウルジェムという道具があります。
(グリーフシード:手のひらサイズで可愛い芳香剤のようなデザインをしたヤツ)
でも魔力を倒すとグリーフシードというアイテムを落として、それをソウルジェムにかざすと穢れが取れる設定になってます。
皆もこの設定で共通認識していたんですが、、、第6話で根本的な間違いが発覚します。
さやか杏子が戦おうという時にまどかさやかソウルジェムを道路に投げ込んでしまうんですね。
運悪くさやかのソウルジェムが走行中のトラックの荷台に乗って遠ざかります。

その瞬間、、、さやかは意識を失い死にます、、、 えっ!? 周りも僕も呆気に取られるわけですよ!

どういう事かというと、魔法少女と契約するという事は肉体から魂を抜き取りソウルジェムに移すという事だったんです。
つまりソウルジェムから半径200m以上離れた肉体はただの抜け殻になってしまうという事なんです、、、

つまり魔法少女になった時点で、みんなゾンビ状態!!!

そんな残酷な現実を突き付けられます。

そしてその真実を知っていたのはキュウべえほむらだけだったんです。
そしてキュウべえは隠していたんですね~

ここから今まで可愛いと思っていたキュウべえという存在が徐々に不気味な物になってきます。
まどかさやかだけじゃなく、杏子までショックを受ける辺りにキュウべえの怖さが引き立ててます。

それと同時期くらいからほむらの口から「2週間後、この街にワルプルギスの夜が来る。それを倒せば私はこの街から出て行く」と告げるんです。
ここでほむらの目的が分かるんですね。
ワルプルギスの夜」というのは魔女の名前です。

この単語も後々に重要なキーワードになるので覚えておいてください。

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感想(0件)


そんなショックな中、さやかに更なる追い打ちが掛けられます。
それはさやかが魔法少女になった切欠である男の子の事をさやかの友達が好きになっちゃうんですね。
それで友人もさやかが男の子の事を好きなのは気付いていたんです。
だから友人は「明日、私は告白します。なので1日だけ待ちます」というですね。
でもさやかの肉体はゾンビ状態。男の子と普通の恋愛なんて出来ないんですよ。

ここに魔法少女の残酷設定が際立ちますね。まどマギは甘くない!!

そこからさやかは錯乱していきます。

魔女に対して残酷な戦いをしたり、大切な友人であるまどかにも辛く当たってしまいます。
極めつけはさやかが好きだった男の子とさやかの友人が付き合っちゃうんですね。
すると、さやかソウルジェムが徐々に穢れていくんです。
そんなさやかを見てられないって動いたのが、まさか杏子なんですね。
杏子は自分が魔法少女になった経緯を説明して自分と同じ不幸な部分に同情するんですよ。
でもさやかは拒否して孤立してしまうんです、、、
それをキュウべえほむらは不味いと思うんですよ。ここで嫌な予感を示唆させてきます。

そんな中で迎えた重要な第8話です。この30分で大事なキーポイントを3つ、我々視聴者に与えてくれます。

今まで冷静なほむらが、まどかの事になると尋常な拘りを見せ始めます。
まどかの為ならさやかでさえ殺してしまう勢いです。
更にキュウべえは「まどかには魔法少女の素質がある。それも宇宙を改変させてしまう程の桁違いの素質だ」と教え魔法少女になるようにせがむんですが、
その時にほむらが割って入ります。
その時にでほむらの能力が時間を操る特性がある事をキュウべえは見抜きます。

キーポイント1ほむらは時間を操る!!

お返しとばかりにほむらキュウべえの事をインキュベーターと呼びます。

キーポイント2キュウべえの正体はインキュベーター!!  インキュベーターって何!?

もう衝撃続きで心が追い付きません、、、

でもまどマギは甘くない!! 更に僕たちを追い込みます

キュウべえがこの第8話の最後にこう言うんです。

この国では成長途中の女性の事を少女と呼ぶんだろ? だったら、やがて魔女になる君たちの事は、魔法少女と呼ぶべきだよね

はい、鳥肌ドーーーン!!

キーポイント3:ずっと魔女を狩っていた魔法少女ですが、実は魔女の正体が自分たちよりも先輩だった魔法少女だった!!

同時にさやかソウルジェムが割れてしまうと中から暗黒の穢れが噴き出て、さやかは魔女になってしまいます。
つまり ソウルジェム ⇒穢れる⇒ グリーフシードに変化する。という仕組みだったんです!!

その後、第9話冒頭辺りでインキュベーターの正体をキュウべえまどかに説明するのですが、まぁ難しい。
なので、ざっくり言うと宇宙の調和を取る為に魔法少女から放たれるエネルギーが必要だという事です。
↑この部分は是非、9話の冒頭を観てください。

そして分かる人はコメントで僕に教えてください。よろしくお願いします!

そして杏子まどかと共にさやかソウルジェムを取り戻そうとさやかから変身した魔女に戦いを試みます。

しかし作戦は失敗。杏子さやかと刺し違えます。

ここでマミに続き、さやか杏子も居なくなります!

どうですか、主要人物5人中3人が死ぬ展開!

しかも、この時点で主人公であるはずのまどかに関しては魔法少女にすらなってない!

この時点でこの街に居る魔法少女はほむら一人になってしまいます。
それではワルプルギスの夜には勝てません。もうまどかを魔法少女にするしかありません、、、
そんな絶望的な状況から気になる第10話、、、 さて、どうなるでしょうか?

まどかが遂に魔法少女になるのか!?

またはほむらが一人でワルプルギスの夜に戦いを挑むのか!?

気になりますよね~~、、、 はい、どちらも違います! まどマギは甘くない!!

この第10話の冒頭から、いきなり話の時間軸がブレてます。

もちろん、甘くないまどマギですから、何の説明をありません!!

冒頭のシーンでほむらまどかのクラスに転校してきます、、、

そう、物語は、まさかの第1話に戻ります!
ただ、単純に第1話に戻った訳じゃないんです!

なぜかほむらはメガネをしているですね~。

しかも勉強も出来ない、運動神経も悪い。

第1話とは全く別人のほむらなんです。

そんな弱いほむらが学校帰り、魔女に襲われます。

その時に魔法少女のマミまどかが助けに入ります。

えっ!? マミさん!? 死んでなかった!? まさか、前回までの話は夢だったん!?

パニック!!

しかも、今まで全く魔法少女にならなかったまどかが普通に変身してるやないかい!!

視聴者みんなが一斉にパニック状態に陥ります。

しかも5分も経たないうちにワルプルギスの夜が訪れてマミまどかも無惨に殺されます、、、

またしてもパニック!! 急展開に気持ちが追い付きません。

そんな絶望の最中でほむらキュウべえと魔法少女と契約をするんです。

その時に「初めて出来た、たった一人の親友であるまどかを守りたい」という願いをした事が判明します。

すると、ほむらは自分だけ時空を飛んで、再びまどかのクラスに転校する前の日に戻ってきます。

という衝撃の事実を示すんです。

逆に言ってしまえば、まどかを守り切れればほむらミッションコンプリート!! という事なんです。

もうこの時点でほむらの存在がとんでもない者だと分かりますよね。
更に物語は進んで、万全の状態でワルプルギスの夜に挑んだにも関わらずバッドエンドを迎えます。

その度に、ほむらは再び時間を戻し転校日の朝に戻されます。

それはもうほむらの願いというよりも強制的なものになってしまってます。
それは同時に諦めるという事はその瞬間にほむら自身が魔女になってしまう事を意味します。

はい、まどマギは甘くない!!

そうやって、ほむらはキュウべえの正体や最悪な結末を知り、何度も何度も最悪を避けようと試みるのです。

「キュウべえは悪い奴なの! みんなキュウべえに騙されてる!!」

訴えれば訴えるほど、他の魔法少女たちから警戒されます。

そうやって徐々にほむらは誰にも頼らずに一人だけで「ワルプルギスの夜」に挑む決意をします、、、

ここで思い出してほしいのが第1話の冒頭でまどかが夢で一人の魔法少女が悪い魔女と戦っているシーンを見ると書きましたよね?

それがまさに、ワルプルギスの夜と戦っていたほむらだったという事なんです。

そんな真実を知った上で、是非とも第10話のエンディング・テーマをよ~く聴いてください。

まさかのオープニング・テーマが流れるんです!

それは何故か!?

クラリスさんが歌う「コネクト」を聴いてください。いや、歌詞を噛みしめるように聴いてください。

実はこの歌詞はほむらのテーマソングだったんだということが分かる仕組みになっていたんですね~、

いや~、鳥肌が止まりませんww

はい、ここでマウントを取りに来たまどマギファンにはこう言いましょう。
「結局、主人公はほむらだったよね」←これです! これを言えばアニメを観ていない事は200%バレません。

 

それを全て知った皆さん! まだ疑問が残ってませんか?

それは何故、まどかには魔法少女としての素質が桁違いにあるのか?

キュウべえが言うには魔法少女の素質というのは、生まれ持ったカルマ的な物で左右されるらしいんです。

つまり生まれてからずっと波乱万丈な人生を歩んでいる人ほど素質が高いそうなんです。

しかし、まどかは生まれてからずっとごく普通の女の子として生活してきました。

おかしいですよね? ズバリ、言いますね、、、

答えは、、、 ほむらが原因だったんです!!

先程の書いた通り、ほむらまどかを中心に何度も何度も時空を繰り返してきました。
その結果、時空の中心がまどかに集まり魔法少女として必要なカルマ的な物が膨大に溜まってしまってたんです。
全てほむらのせいだったんですね。

それをキュウべえほむらに教えちゃうんですよ~~。

ほむらショック! からの単独ワルプルギスの夜に挑む!! の展開です!

さぁ、これを受けて、この時間軸でのまどかは魔法少女になるのでしょうか?

だとすると、まどかはどんな願いをするのでしょうか?

衝撃のラスト2話です。

第11話ではさやかの葬式から始まり、遂にワルプルギスの夜がこの街にやってきます。

そしてほむらは一人でワルプルギスの夜に立ち向かうのですが、、、

まぁ、勝てません。

圧倒的にワルプルギス強過ぎます!

心が折れそうなほむらソウルジェムが徐々に穢れ始めます、、、

このままだと魔女になっています、、、

そこで遂にまどかが動きます!! 最終話前にして、ようやく主人公っぽくなりますww

第12話ラストです。

倒れるほむらの前に現れたまどかは決意をするように大きく深呼吸をします。

もうまどかの願いが決まりました。

そしてキュウべえまどかに問います

君は何を望むんだい?

すると、まどかは応えます、、、

「私、、、 すべての魔女を生まれる前に消し去りたい。すべての宇宙、過去と未来のすべての魔女をこの手で」

皆さん、どういう意味か分かりましたか?

具体的に解説すると、まどか自身が永遠に魔女と戦い続ける事になります。

また皆からは「まどか」という存在を認識できなくなります。

とても崇高で切ない願いをしてしまったんですね。

どうして、そんな願いをしたのか、、、

それはほむらによって強くしてくれたまどかだからこそ出来る願いだったという事なんでしょうね。

ここからアルティメットになったまどか無双が始まりますww
今までの魔女になりそうだった魔法少女たちをまどかが一人ずつ助けて廻ります。
このシーンは是非とも観てください。

あの歴史上の人物も魔法少女だったんかい! とツッコミたくなりますw

そしてまどかは宇宙の絶望も打ち破り、まどか自身は世界の記憶から消え去り、概念となりました。
ほむらの望んだ結末とは程遠いハッピーエンドに絶望します。
何より悲しいのがほむら自身、まどかの存在を忘れてしまうんです、、、

でも、まどかは絶望しません。

だって、魔法少女は夢と希望を叶えるんだから

そう言ってほむらまどかと別れます。

エンディングは、その後の世界です。

魔女は居なくなったけど、代わりに魔獣が世界を脅かしてました。
魔法少女の戦いは終わって無かったんです。ただ、魔法少女が魔女になる事も無くなっていたんです、、、

まどマギは最後まで甘くない!!

そんな世知辛いハッピーエンドでも、一つだけ奇跡が起きます。

なんと、ほむらの記憶の中にしっかりとまどかが残っていたんです!
だからと言って世界から争いは消えません。

しかしほむらはもう諦めません。何故なら、、、

悲しみと憎しみばかり繰り返す、救いようのない世界だけれど、、、だとしても、ここは
かつてあの子が守ろうとした場所なの。それを覚えている。決して忘れたりしない。だから私は、、、戦い続ける!

そして最後のエンディングも、やはりクラリスさんの「コネクト」が流れます!
この歌詞の最後「もう何があっても挫けない!」に強い意志が乗ってますね。

終!!

ここまでがTV版・魔法少女まどか☆マギカの物語になります。

どうでしたか? すごく残酷ながらも現在の社会に何か訴える物がありませんでしたか?

不条理な世の中。様々な願いにはそれ相当の対価が必要だということ、、、

設定が時間軸を扱っているだけに、後々に何とでも物語を枝分かれできそうな感じですね。
劇場版ではその後の展開なんかも描かれているので、興味がある方は是非とも観てください!

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感想(1件)

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!

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