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123.少年(詩)

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支えてた言葉は優しさなんかじゃない
快楽と欲望をいつでも探してた night and day
誰よりも強く在りたいと無条件で願っては
周囲を傷つけては片っ端からバカにした

常に両膝に激痛を感じていたのは
まだ成長してないと知らせてる証なのに

 いつも何かにイラついては意味も知らない歌を唄ってた
誰も時間も場所も気にしないでためらわずに唄い続けた
それだけで自分の存在を認められた気がしていた
自由になれたと勘違いしていた・・・長い夜に・・・長い歌を・・・

憧れていた言葉は残酷なほど誇らしくなり
誰かの反抗心をどこかで羨ましがっていた
大切な時間と痛感したから余計に焦り始め
誰かが作った自分らしさを壊して灰にした

後悔だけが血を流している気がした日々
自分がまだ弱いと認めるしか選択肢がなくなり

 いつもどこかに全速力で恥じらいも忘れ走っていた
去る時間を追いかけると共に迫る時間に追われていた
この矛盾からも逃げたくて誰かを訳も無く傷つけた
その罪悪感が自分を追い詰めて・・・また長い夜が来た・・・

いつもナイフを隠し持ってたのは
闇さえも切り裂けると信じていた
黒い血が流れるんだと思っていた
気休めにもならなかったな・・・

空は何も言わなかった
闇も何も言わなかった
誰か何か言った言葉・・・「それが少年の罪」

 いつも誰かの影を追いかけてはいつの間にか消えていた
悔しがる間もなく悲しむ間もなく次の影を追いかけ
過去を全て忘れて同じ過ちを繰り返していた
その事にも気付かないで・・・いつの間にか・・・終わっていた・・・ boy

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