la-buenavista-santander

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詩集ー未公開のアセンションたちー

25.人間(詩)

・・・あなたは誰ですか? もう両手では数え切れない月日が流れ 自律神経も狂い始めた・・・日曜日の午後 「せっかく生まれてきたのに どうしていつか死ぬのだろう?」 子供の頃にずっと考えていて 眠れない夜もあった 未だに生きる事か...
詩集ー未公開のアセンションたちー

24.脱落天使(詩)

戦後って誰が言った? 今も何処かで争いは絶えることなく この国だってそう あの国だってそう 同じ人間が過ごす大地で 夢を求めていた天使が 罪もないのに殺された 同じ天使に・・・そういうことだろ  明日かもしれない死 他人事...
詩集ー未公開のアセンションたちー

23.心の再開発区(詩)

古びたビルの上、汚れた海の中 太陽の届かない心、偏見に晒された場所・・・ 予想とは違った 完全なる理想郷 音をたてずに 徐々に崩れ始めた 手遅れなんて 決めてしまったら その時点で 本当に手遅れになる  全てを壊せ 今までの考え...
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22.今年の”summer of LOVE”(詩)

3年連続で海に行ってないな 4年連続で花火も見てないな また今年も少しずつ肌が焼けて また今年も何もない夏が来るのかな  今年の"summer of LOVE "誰にお願いしても 無駄だよ 理想の恋愛なんてそんなに落ちてない だ...
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21.犠牲の世代で生きるということ(詩)

良かれと思った大人たちは 勝手に社会のルールを変えてみた 結果、目先のメリットよりも 目に見えないデメリットの方が多かった 分かっているよ 僕等は試されて そして失敗した犠牲の世代 「昔よりも裕福になった」と老いた世代が鼻で笑う だ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

20.死しても未だに残るモノ(詩)

「この歳になると年賀状を出す 相手が減ったしまった」と 悲しそうに言う祖母を思い出す季節 天才・最強・選ばれし者・・・ そんなものはどこにも無いんだよ ただの言葉だって 教えてくれたっけ 今でも覚えている・・・ あなたの...
詩集ー未公開のアセンションたちー

19.泣いて笑って(詩)

絶望をたくさん埋めてみよう 足の踏み場がないくらいにね それで毎日が嫌いになったら そろそろ気付く頃さ 小さな希望 「友達100人出来るかな?」なんて 無責任な歌を無邪気に唄ってたね 本当の友達なんて呼べるのは 100人の中に...
詩集ー未公開のアセンションたちー

18.空は嘘をつかない(詩)

素直だね、雨。 素直だね、空。 何も気にせずに泣けるのが羨ましい 素敵だね、海。 素敵だね、山。 私の心をそのまま映してくれるね この地球に生まれてきた事に感謝しましょう 空は嘘をつかないで 今日を終えようとする 君は嘘をつ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

17.月光浴(詩)

人間は時代の犠牲者・・・ それを見続けてきた月と海 悲しみと怒りの連鎖・・・ 始まりを知っている月と海 夜の岸辺には 月光に照らされた潮騒と砂浜 始まりはこんな感じだったのかな 何も考えずに流されたい 赤い海の上で 今宵の月の形が...
詩集ー未公開のアセンションたちー

16.愛の化身(詩)

牙を失くして 羽を失くして いつの間にか硬い皮膚も脱いだ 人間が自然から逸れ何年経った いつから神に逆らい始めた その変わりに手にしたのが 弱さという名の愛の化身  触れない真実 感じれない現在 涙さえも人工的なメカニズム ...
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