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32.life-1(詩)

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また偶然を装った運命様が罪無き生命を奪う
それを遠くで眺めていた神様も知らないふり
そうやって築き上げてきた答えが僕達だとしたら
これからは何の為に生きていけばいいの?

夢に敗れた友人が悲しそうに夜空を眺めて
溜め息交じりに僕にそっと呟いた
「夢が叶わない事が悲しいのじゃなくて
夢を諦めた自分がただ悔しいだけ」

 僕達はそれぞれの歌を背負って生まれてきたのに
始まりのフレーズが思い付かず まだ歌えないでいる
汚れてしまったきれいな言葉をどんなに集めても
虚しいだろ? 君じゃないだろ?

人間の基準で考えていたから地球が泣いているって
無責任な論争に巻き込まれた神様みたいだね
頼りない大人たちが毎日のようにテレビが流していると
子供達もそろそろ疑問を持ち始める頃かもね

 僕達はそれぞれの歌を背負って生まれてきたのに
気に入らないフレーズに戸惑いながら また歌うの止やめるけど
少しずつでも自分の事を好きになろうと思うんだ
苦しいかい? それも人生さ

新しい画質に慣れたせいで 昔の映像が古く見えた
僕もいい年頃さ 昔の思い出だって美化してしまうのさ
何も悪くないさ ただ怖いのは昔の自分に嫌われること

 僕達はそれぞれの歌を背負って生まれてきたのに
新しいフレーズに絶望もするけど また歌い続けるだろう
今日が駄目なら明日を目指す そんな自分を好きになろう
まだ不安かい? それを楽しめばいいさ

一度切りかもしれない life-1
後悔を公開したくない life-1
宇宙の果てに花束を life-1
素粒子の更にその先へ life-1

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