詩集ー未公開のアセンションたちー

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183.祝福の屍

空にありがとう 花にありがとう 海にありがとう 人にありがとう この地球に僕たちが居る理由は 自然を祝福する為なんだろうね そう悟った瞬間から 世界の色彩が輝き始めた ほら、心は既に知っていた 僕らは自然に生かされ...
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182.楽園への歩み

目に沁みる程の朝陽を浴びて たくさんの後悔を抱えながら出掛けよう 足を引き摺りながらでも 手垢まみれになった夢だとしても ほら、死臭が爽やかに横切った やはり、時間には限りがあるらしい でも、それは怖い事ではないよ 終わり...
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181.ラブソングが嫌いなキミに捧げるラブソング

時計の前で時間を探すような 燈台下暗しな毎日さ まして愛なんて目に見えないもの 探すだけ時間の無駄な気がして どんなに言葉を並べても 僕の感情をキミに伝える事は無理だと 昔の哲学者が教えてくれた ましてラブソングが嫌いなキ...
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179.ちょっと月の裏側でティータイムを

西暦1985年から 何だかおかしいと思ってた 無敵バイアスのせいで 僕らの世代が犠牲になった また忙しいせいで 誰かのせいにしてる そっと見上げた空には 誰にも気付かれない モーニングムーン そうだよな、逃げても無...
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174.心の自画像

自分という人間と付き合うのは 自分だって面倒くさい 今の自分に出会う前に4才の自分が邪魔をする 適当にあしらっていると 次は15才の自分が反抗期を向けてくる なんとか誤魔化すように言い訳していたら 21才の自分が全て他人のせいに...
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173.リ・スタート

止まった時計の針は何処を指してる 上か? 下か? それとも過去か? 未来か? 僕等は僕等の正体を探して ようやく辿り着いたのさ さぁ、竜頭を回して再び始めよう リスタート リスタート 僕等がもう迷わないように リスタート リス...
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172.正しい絶望

僕らはいつでも脳に騙されてる だから周囲の価値観が正しいと思い込んでる だから本当の自分にいつまでも出会えないでいる 中途半端な絶望では 中途半端な幸福しか得られない 中途半端な愛情では 中途半端な世界しか救えない  どうか正しい...
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171.それでも僕は忘れてしまう

なんとなく覚えているような どこかで美化しているような そんな頼りない記憶を犠牲にしながら 老い続けるのが人生なのか? そんな悲観ばかりに包まれる前に 昔好きだった歌でも口ずさんでみればいい あの頃の自分にきっと会えるから そ...
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170.自由というなの正体

フォークに生まれたら 刺せばいい スプーンに生まれたら 掬えばいい 明確な目的を持って生まれた無機質たちは 何も悩まないでいい代償として自由を失った それなのに 何の目的も持たずに 生まれた僕たちは 限りなく自由であるはず...
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169.エバーグリーン

まだ秋が秋だった頃 確かに僕は僕だった 言い訳するつもりは無いけど 確かに季節は殺された 大切なものはいつも失ってから気付くけど それではあまりにも遅すぎる ましてや取返しのつかないものなら 尚更 四季は三季となり、二季とな...
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