la-buenavista-santander

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詩集ー未公開のアセンションたちー

114.視線(詩)

君はうまく隠せたつもりだろうけど 口の横にまだ嘘が付いてるまま ブレーキランプが君の顔と僕の心を赤く染める 例えばこの世界が地獄だとしたら この夜に何を求めて縋る? 君の欲しい物をどれだけ並べたら 安らかに眠れるのだろう 一人...
詩集ー未公開のアセンションたちー

113.僕だけの歌(詩)

いつの夏だった? 今よりも視界は低く 目の前に広がる夢は全て輝いていたね 何も分からず、ただ笑い合えたあの頃の親友 今はもう消えてしまった 僕だけが行ける場所に  何故だろう 泣きたくなるのは いつも夏が終わる風 また少しずつ 寒...
詩集ー未公開のアセンションたちー

112.仮縫い(詩)

穏やかな波打ち際… そっと目を閉じる この星に生かされている事 ちょっと感じて 何もしないで夢だけを見ていたって 本質が逃げて行く… 僕が僕に嫌われた瞬間 そろそろ行くよ 知らない選択肢を求めて 胸いっぱいの絶望を笑いながら掻き集...
詩集ー未公開のアセンションたちー

111.無防備(詩)

最近になって思うんだ 実は片思いの時が幸せだったのかなって 恋から愛に変わる瞬間に怖くなるのは 君を失うことに怯える日々が始まるから  たまに無防備な君の寝顔が 何故か僕の心を強くしてる たまに無防備で生きてみよう 気付かなか...
詩集ー未公開のアセンションたちー

110.退化論(詩)

細胞が伝える生命の歴史 指は思うように動くけど… 役に立つ事は出来ていない 目は不自由なく見えるけど… 真実なんて見えてこない 耳はちゃんと聞こえるけど… 本当の気持ちは聞こえない 鼻は周囲を匂えるけど… 大切な人の匂いは忘れてしま...
詩集ー未公開のアセンションたちー

109.僕は馬鹿だから(詩)

同じ過ちをなんども繰り返す僕は・・・ 大切だったはずの思い出は何処かに忘れて・・・ ある日、人間の罪は忘れてしまう事だと思った あんなに悲しんでいたのにすぐ忘れてしまう僕が居るから この国のせいにする訳ではないが心の国境を越えたい ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

108.刹那の邂逅(詩)

もう誰の神も否定しないって・・・ 恋して、愛して、キスして、別れて・・・ また他の誰かに恋して、繰り返して・・・ 幾つものめぐり逢いの中で いつか散って行くまでの時間 それは壮大な宇宙に比べれば 刹那の邂逅に過ぎないのだろう ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

107.命の食べ方(詩)

今日も誰かが世界で力尽きて逝く 今日も誰かの命を粗末にして生きている 残飯のゴミ箱の中で無念に散った命の食べ方 今まで自分の為にどれだけの血が流れた? 人間なんて地球の何に役立つのかなんて 今まで真剣に考えた事なかった・・・ 鈍...
詩集ー未公開のアセンションたちー

106.無音ストリップ(詩)

「いい歌だね」と言われる度になんか不安になる 「ひどい詩だね」と言われる度にやっぱり弱くなる なんて不便な思考回路なんだろう 街中では使い捨ての Lovesongで溢れ返っている 時代を人質に取られた悲しい歌たち 夜になると忘れ...
0-9ショートストーリー

幽霊歌〜ghost song〜

私じゃない私の記憶が 心の更に奥底から 僅かに垣間見える瞬間がある。 それは日の出を迎える寸前の 世界で最も暗黒に染められた時刻。 チベットの僻地にある小さな小さな教会の地下に眠る 大きな大きな図書館の膨大な本棚の中でも 最も...
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