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52.それぞれの朝(詩)

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今も世界のどこかで朝を迎えようとしている
希望の朝、絶望の朝、誰かの朝にて
まだ持っている儚い夢を暁に照らして
悲しそうに笑った少年の朝・・・

きっとどこかで争いは今日も無くならないさと
隠れるようにシーツに包まり
平和なフリしてまた昇る太陽を
残酷な朝だと睨むあの少年の朝・・・

夜が逃げないように月を追いかけても
迫り来る太陽に追い込まれ
諦めるように彼女の手を離した涙目の少年の朝・・・

不思議だね人間って
それぞれの朝に希望を持つ事が本当に正しいのと
それぞれの朝に問い掛けているのも人間って
矛盾の塊

そんな事を思っていると そろそろ次は僕の朝だ

暁の水平線 波と共に・・・
新しい気持ちと昨夜の悩みを重ねて
ため息の朝が始まって・・・

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