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17.月光浴(詩)

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人間は時代の犠牲者・・・ それを見続けてきた月と海
悲しみと怒りの連鎖・・・ 始まりを知っている月と海

夜の岸辺には 月光に照らされた潮騒と砂浜
始まりはこんな感じだったのかな
何も考えずに流されたい 赤い海の上で
今宵の月の形が人間の欲望の形だとすれば
今の私はまさに欲望の塊みたいな

そんな事を想いながら 月光浴に眠る

波の声 誰の声 生命はいつも海から来た
欲の声 罪の声 生命はいつか海に還る
月の声 風の声 私もいつか宇宙に還る
夏の声 君の声 私はいつも過去から来た

人間は月の子供・・・ それを隠蔽し続ける月と宇宙
地球は罪人の牢獄・・・ それを認めないの人と月

そんな事を想いながら 月光欲に死す

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