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詩集ー未公開のアセンションたちー

122.黒歌 ウタウ(詩)

恥ずかしい言葉を並べて 偽り育てた愛の欠片は砕けて あの時と同じ衝動が走り 諦めに似た怒りは空回り 赤いトマト弾けるように 徐々に切なさ溢れ流れ 人間同士分かり合えないと 世界は悲しい黒歌 ウタウ・・・  関係ない人間なんて...
詩集ー未公開のアセンションたちー

121.clone(詩)

どんなに凶悪な犯罪者も どんなに天才な科学者も 必ず女性から生まれて来たのに 間違った人間たちは 命さえもお金で買えると 神に逆らい始めた  僕たちはただの肉の塊じゃない 生きているから笑い合える この地球の流れに逆らうこと...
詩集ー未公開のアセンションたちー

120.ever green(詩)

なんとなくね そうなんとなくね 涙が流れた夜は いつも吹く風が心地良い 僕の心と星の端まで 全て抱きしめてくれるのに いつまでも悩んでいる この小さな地球で いつまでも進めない この小さな僕は・・・  ずっと昔から育まれた 汚...
詩集ー未公開のアセンションたちー

119.ごめんなさい(詩)

どんな顔をして聞いていたんだろう あの日君が流した涙にごめんなさい 何の基準で 誰の目線で この悲しみ測ってたんだろう 二人の不幸を掛けた天秤 どちらが勝っても嬉しくない もうとっくに分かりきってるのに やるせない気持ちが湧き...
詩集ー未公開のアセンションたちー

118. 孤独な豚小屋(詩)

夢を散らせた私は絶望花 今は孤独な暗い部屋で水をまいてる もう一度会いたいな・・・希望蝶を想って 枯れ始めた心は秋空には残酷で 乾いた風と覚めた夢が交互に この醜い顔に突き刺さって また一人  孤独な豚小屋に閉じこもる 少しの...
詩集ー未公開のアセンションたちー

117.月見うどん(詩)

昔から十五夜が嫌いだった 人が月を見上げるよりも 人は月に見下されてる気がするから 臆病な僕は全ての罪を隠す様に 布団の中に潜るけど 月は全てを見透かしているように笑う  器の中にある月見うどんみたいに グジャグジャにかき混ぜ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

116.ヒトゲノム(詩)

誰かが見ている 目の前に広がるこのビジョン 真実とはいつも 少し残酷過ぎるからデフォルメ それでもまだ思わず目を伏せてしまうけど… 矛盾している答えを求めてしまう 自分が出来上がる過程を見続けて 今 やっと分かったニンゲンと私にそ...
詩集ー未公開のアセンションたちー

115.デフォルメ(詩)

個人的な欲望は牢屋に閉じ込めた それから平和な日々が訪れた だけど生きていることより 程遠い処に居るみたい 街の隅で生き場所を探してる 猫がとても羨ましく思えた 一度きりの人生を後悔しない様に 手に入れた安定の隙間からボトボト...
詩集ー未公開のアセンションたちー

114.視線(詩)

君はうまく隠せたつもりだろうけど 口の横にまだ嘘が付いてるまま ブレーキランプが君の顔と僕の心を赤く染める 例えばこの世界が地獄だとしたら この夜に何を求めて縋る? 君の欲しい物をどれだけ並べたら 安らかに眠れるのだろう 一人...
詩集ー未公開のアセンションたちー

113.僕だけの歌(詩)

いつの夏だった? 今よりも視界は低く 目の前に広がる夢は全て輝いていたね 何も分からず、ただ笑い合えたあの頃の親友 今はもう消えてしまった 僕だけが行ける場所に  何故だろう 泣きたくなるのは いつも夏が終わる風 また少しずつ 寒...
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