「努力は必ず報われる!」を真っ向否定する哲学が現れましたね~~
どういう経緯でこの哲学に至ったのか?
早速、解説していきます!
まずカルヴァンはフランスで生まれ、1509~1564年という時代を生きました。
この16世紀のヨーロッパは宗教改革が激しく、
なんだかんだの事件が起こり「プロテスタント」が生まれた時代です。
なので、哲学者の中でも宗教と密接な関係を持たざる得ない時代だったんですね。
その時の教会というのは「免罪符」という便利なものを高値で売って資金を溜めてました。
その免罪符というのは、今まで悪い事をしても「免罪符」を持っていれば天国に行けますよ。
と言った便利な道具です。
そんな免罪符に疑問を抱くのは当然ですよね?
その時にカルヴァンは『予定説』という考えを持ちます。
この予定説とは簡単に言えば”人生は予め決められている”というものです。
確かに、免罪符が有効だとするならば、この予定説は納得できますよね!
しかも、聖書の中にも”神が決めた”とか”予め決めていた”という文言もあったそうです。
ただ、我々日本人からすると、この予定説はちょっと馴染まないですよね?
それはこの国には『因果応報』という言葉が定着しているからです。
この因果応報は仏教の考えが強く反映されているので、
どうしてもキリスト教とは異なる考えなんですね。
でも、ちょっと皆さんも考えてみてください!
本当に世界は因果応報ですか?
悪人が莫大な富を得たり、
貧しい国に生まれて直ぐに死んでしまう赤子。
その人に向かって「因果応報だ!」と言えますか? って事なんです。
ただ、その反面で努力しないと得られないモノもたくさんありますよね?
成功している大半の人は相当な努力を積んでます。
カルヴァンも予定説を唱えたものの、その後の人生で色々な経験をしたんでしょう。
完全に予定説を貫くのではなく、余儀を残すように今回の哲学
『努力すれば報われる、などと神は言ってない』という言葉を残したのでしょう。
因果応報にしろ、予定説にしろ、人生は結果論だと思います。
なので、結局は自分で考えて行動しない以外の選択肢は無いという事なんですね。
一生懸命勉強していきましょう!
↓今回、参考にした本です。
人生の為になる哲学が詰まってます!!
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朝紀革命の長編小説! 是非!!
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