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シン・ウルトラマン 感想 ※ネタバレ注意

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昨日、3回目のワクチン接種をした足でシン・ウルトラマンを観てきました!

上映初日だったのですが、平日の15:15という半端な時間という事もあり
観客は1/3程度の入で、ゆったりと観る事が出来ました。

ウルトラマンはリアルタイム世代では無いのですが、
幼い頃からレンタルビデオで全巻借りて何度も観返した記憶があります。
もちろん当時の自分ではテーマが大人過ぎて理解できない部分が多かったですが、
怪獣が出ただけで怖くなり、ウルトラマンで出る度にワクワクしました。

その後も、年を重ねる毎に何度か見返していくと
ジャミラの回だったり、メフィラス星人の回だったり、
複雑なテーマも理解できるようになりました。

しかし、それと同時に矛盾点も浮き彫りになってきました。
何故に日本だけに怪獣が出現するのか?
何故にウルトラマンは地上で3分しか戦えないのか?
更に、矛盾点だけでなく映像の粗さも目立ちました。
(もちろん1966年当時では最新鋭のアイディアと努力の結晶です!)

そんな矛盾や映像の問題も、この『シン・ウルトラマン』が解決してくれるはずだ!
そんな期待を胸に映画を観に行った次第ですw

※感想(ここからネタバレです)

開始1分でウルトラマンが登場する前に、日本列島で出現した怪獣と
その怪獣を倒したプロセスをダイジェストで流す荒業に、もう心が抉られました。
これは、一時停止してゆっくりと読み返さないと自分には理解できませんでした。
まぁ、大凡の世界観さえ掴めれば、今後の物語の進行の妨げにはなりませんでした。

科特隊が禍特対に変わった辺りに監督の拘りが感じますが、
基本的に禍特対が怪獣の分析を行い、的確な指示を受けた自衛隊が攻撃を行う。
とても現実的な設定で安堵していると、早々に斎藤工さん演じる神永が子供を庇って死ぬという
スピーディーな展開にもう目が離せません。

はい、すぐにウルトラマンが登場すると最初の怪獣を一掃します。

その直後から神永の様子がおかしい。というか人格が全く変わってしまいます
そう、神永の意識は完全にウルトラマン側なのです!
これは感動しました。
恐らくオリジナルの設定もそうなのですが、それにしては妙に最初から人間と馴れ馴れしかった。
そんな矛盾を今まで自分は気にもしなかった。

神永は人間とは何か? と書物を漁ったり、実際に人間と触れ合い理解しようとします。
この時のウルトラマンを演じる斉藤工さんはどんな気持ちで臨んだのでしょうか?
或いは、監督から何かアドバイスなどを貰ったのか、、、 気になります!

その後、YouTubeで様々な考察が行われた通り、妙に良い声(CV:津田健次郎)のザラブ星人の登場です。
この辺はもう初代リスペクトがふんだんに盛り込まれてましたね。
またCG技術が凄いから、全てのシーンがリアルに思えていい歳したオッサンも少年に戻りハラハラしましたw

からの流れでメフィラス星人も来ましたね。
またメフィラス星人も人間の姿をして近づく。
そんな外星人との遭遇という未知の設定にも関わらず、皆さんの演技がリアルで魘されました。
それにメフィラス星人を演じた山本耕史さんにも感服しました。
本当に外星人が居たら、こんな感じなのかも! とゾクッとしましたよ!

また庵野ワールドでもある、政治・利権も絡めた設定や
日本にしか怪獣や異星人が現れない理由なども丁寧に掘り下げていました。
初代では描かれていない矛盾点を見事に解消して頂き、
ずっと突っかかっていた胸のモヤモヤがスーと消えました。

最後はまさかのゾーフィ星人がやって来て、「ゼットンを使う」という斬新な設定!
そうなると、最後まで初代のリスペクトである最終回でウルトラマンが負けるというシーンもしっかりと描きます。
更に、最後は人類が英知を結集してゼットンを倒すという大切なメッセージを込めた設定も描いてくれました!
しかもご都合設定ではなく、ちゃんとウルトラマンがヒントと協力をしています。
その間の滝隊員演じる有岡大貴さん(Hey! Say! JUMP)の人類の苦悩と挫折っぷりの演技が共感を呼びました!

なんとか、人類と共にゼットンを倒したウルトラマンですが、
ウルトラマンは異次元に飛ばされてしまいます。
そこでゾフィーが救い出してM八七星に帰るように説得します。
この時のゾフィー兄さんの紳士的で知的な会話に何故か涙が出そうでした。
そして名台詞「そんなに人間が好きになったか、ウルトラマン

結局、最後は神永が意識を取り戻して終わるのですが、その中にウルトラマンが居るのかは不明です。。。

はい、ここまでが本編となります。

一日置いて、個人的に思い出すのはメフィラス星人とのバトルで
ウルトラマンは夜空で戦うシーンです。
初代の上空戦闘シーンはワイヤーに吊るされた人形や模型に
花火を付けて動かすだけのものでした。
それが現在のCG技術を生かした夜空の、しかも横浜の街中というシーンを
何の違和感も無く創り出したシーンは本当に幻想的でした。
恐らく、円谷英二もこれが観たかったのでは! と勝手に妄想してました。

つまり、面白かった!!
初代を知っている人は特に感動すると思います!
あと長澤まさみ好きの方は必ず観てくださいw
自分はあまり興味なかったのですが、シン・ウルトラマンを観終わったら
すっかりと長澤まさみのファンになってましたw

PS:これは何度も観ないと分からない細かいネタが多く隠れてそうですね!
また観に行きたいな~~

 

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本編のサウンドも当時の音楽をブラッシュアップしていて
本当にカッコ良かったし、感動しました!
是非とも、劇場で観てください!!

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