詩集ー未公開のアセンションたちー

･･･突然の空爆の音と警戒音交じり 一斉に走り出す人々 状況はなんとなく分かってたけど･･･ 悲しみの歴史を繰り返し 築き上げたこの祖国に 別れを告げ乗り込んだ船 状況とは裏腹に穏やかな海 優しさも喜びも全て知ったこの場所の ...

16才にして人妻に恋したあいつは 今頃、どこで何をやってるんだろう 18歳で永遠の別れしたあいつも 本当は心配してたんだぜ、内心では 　人生は切ないね　笑えた思い出も泣けてくる 人生は不思議だね　悲しい思い出から強くなれたりする ...

あなたが私に与えたもの 何を私に優先してきてくれた 時間を優先してる時 明日を優先してる時 正義を優先してる時 命を優先してる時 何かを得た時に何か失う時 恐れないで顔を上げて 　さあ受け止めろ　あなたがくれた人生を さあ...

駆け上がれ　貫け心 暗黒の争う根源 繰り返す　歴史からは 何も学べないのか 散り行く花の裏側で やらしい目をした奴は誰だ 化石になる頃に判っても 意味ないだろう 貫け　Mr.OUT SIDE 争う根源を打ち破れ 上手く行...

時々ね、身に覚えの無い懐かしさを覚えるんだ 確信のない自信みたいな毎日が未完成のまま 等身大を見失いそうよ、過大評価？　過小評価？ 本当は隠された特別な能力が俺の中にも････ 他人の長所や短所を決め付けてるこの眼が 自分自身を映...

六つ葉クローバーの心をした昼下がりに 隣で眠る君をずっと眺めてた いい夢ほど覚めたら思い出せなくて 悪い夢ほど現実に残るものだと思っている君へ 一枚目が優しさを忘れた心だとしたら 僕が君の優しさの代わりになるから 二枚目が悲しい...

この落ち葉がなくなる頃に歩く街角には 今年の出来事全てを忘れようとするイルミネーション 新しいカレンダーが部屋に飾られる頃には 貴方はきっと遠い異国で誰かを想っている･･･ 去年の今頃はクリスマスの予定で 話題が持ち切りで笑顔しか...

古びた昭和と潮風が混ざる商店街 「さよなら」を何度言ったんだい？ 落書きだらけのシャッター通り 路地裏の影に潜む敗戦国という烙印 「サヨナラ」と何度呟いた？ 街路樹に並ぶ朽ちた桜たち 僕の血は誰のモノ 父の骨は思ってた以上に軽...

きれいな戦争より　汚い平和の方がマシさ なんて言っている正論者たちは他人事 泣きたくても泣けない毎日が　平和だとしたら 僕は罪人になるだろう　悲しまないで母さん 永遠に存在するものなんて　別れだけだと思っていた あの頃の僕より少し...

最近、情緒不安定に苛まれているんだ 何のための人生かを考え過ぎちゃって 存在全体を蔑ろにしているんだ そうすれば安定剤の変わりになってくれるの 最近、情緒不安定に飼いならされているんだ 誰のための人生かわからくなちゃって １９歳...